20111228

継続は力




一昔前15年も銀行に金を預ければ複利で2倍にもなっていたけれど、今や 1/100の金利である。 これじゃ古式ゆかしく貯金箱で貯金しちゃうよって500円貯金始め遂に満杯。3年と少し、重さは4kg近くに成長し何かあったとき持って逃げるのもままならない程になった。  
よい子は年末に銀行に行かねばならない。
と言うわけで、遂にこうする日がきた。



  

500円のタワーを建てていく行為は思いのほか人をニヤニヤさせる




 
500円玉と随分長い時間つきあった。
そして、0 の中に500円の透かし彫りがあることに始めて気づいた。



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20111225

後片付け




嘗ては貿易黒字が大きすぎることへのバッシング対策としての側面もあった自動車の海外生産だけど、今や円高による海外への生産拠点移転そして日本の産業の空洞化。 



ホンダがタイの大洪水でお釈迦になった車の後片付けに入ったそう。
うちも大掃除しなくちゃ


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20111223

LITESPEED ARCHON T1の歓喜




この下方向にフレアしたダウンチューブは2006 年のULTIMATE、VORTEX から始まるが、年度が新しくなるに従い徐々にその姿を変えている。 パッと見殆ど形状が変わっていないから見過ごしそうになるが、その変化に気付くとき思わず歓喜してしまう。  ULTIMATE、VORTEX ではその横幅が37.5mm31.5mm とヘッド~シートチューブに向かって直線的に細くなっいるのに対してARCHON ではヘッドチューブに近い部分から40mm29.5mm33.5mm と太ももが当たる部分を避けるように上から見たときにコークボトル型にくびれさせる凝った作りをしている。



これを発見したときに私は思わずニヤニヤしてしまった。 64Ti 板を折り曲げてこのような形に形成、溶接してパイプにしているのだからニヤニヤも仕方あるまい。  CANNONDALE CAAD10 を発表したときハイドロフォーミングで同じく トップチューブをくびれさせ、アルミをカーボンのように自由に形成したとアナウンスしていたが、その時既に折り曲げてこのような凝った造作をしていた LITESPEED がこの点をアピールしていなかった点も泣けてくる。  もっとも、ARCHON T1を持っている人でもこんなマイナーなポイントに気付いているか疑問であるし、それを知ったからと言って歓喜するかどうか分からないが ・・・・



カーボン自転車をクオーツ時計、チタン自転車を機械式時計に例えれば、永久カレンダー時計などクオーツでは当たり前だけれど、機械式時計で作るとなる何百倍の手間とコストが必要になる。 なのに精度はクオーツには遠く及ばない。  チタンフレームに手間が死ぬほど掛かっていようが、コストが掛かろうが、剛性も重さもカーボンに叶わない。  
それでもチタンがなくならないのは機械式時計がなくならない理由と同じであろう。




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20111218

素敵なバイクラック



自転車乗りの客が多い店ではバイクラックを置いてくれている店が最近多くなった。



でも、作家に注文までしてこんな拘ったラックを置いている店はちょっとなかろう。 
サドルを掛ける部分は鉄筋の上からウレタン、更にその上にご丁寧に着古したジーンズがクルクルと巻かれていて二度感動。  
しかも、ここは都心から随分離れた風光明媚な山村である。 この様な場所での歓待に三度感動。







只、チタン好きならどうしても 「アレッ、MOOTS?」 って二度見してしまう。
が、こちらはドロップハンドル、あちらはフラットバー ・・・・ いやいや、こちらはワニであちらは羽付きの馬である。



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20111215

継承 AMANDA




赤信号で止まったすぐ横にとてつもないオーラを感じる。
ブリティッシュレーシンググリーンにゴールドの差し色でAMANDAとある、そしてホイルを見れば木リムにシクロクロスタイヤの車体。  しばらく見とれていたら、オーナーがやってきた。
こう言っては失礼だが、こんな渋い車体を選択するようには見えない二十歳そこそこのオーナー。



話をしてみれば、30年前に父上が作ったもので斯く斯く云々・・・ 最近その車体を譲り受け、丁度ビルダーの千葉洋三さんのところへ行ってきたところなのだと。 古い車体のわりに綺麗で驚かれたとか。
父親からこんなステキな自転車を受け継ぐなんて素敵な話。 



彼と別れてふと考えていた。
ドンドン新型が出て急速に旧型が色あせるカーボンじゃ家電を受け継ぐような感覚?で、こういう”イイ話”は成り立ちえないんじゃないか?   
BB30規格、スーパーオーバーコラムフォーク、剛性、軽量化、美辞麗句を並べ超短期周期で消費を喚起し続ける時代に、素敵な物語を紡げるだけでもプライスレスな価値がある。




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20111211

シャトーブリアン ローストビーフ in 30minutes





厚さ4センチ、400g のシャトーブリアンなんぞそのへんの肉屋ではなかなか手には入らん。
そんなものが何故か普通に、しかも格安で手にはいるのが我が味方Everyday low Price OK
こんな厚さの肉を上手くグリルするのは至難の業なんでローストビーフ作ったった





  

強火で熱したフライパンで全面焼き目付ける。

  





お湯を40cc入れてすぐにガラス蓋をして強火のまま3分

フライパンごと布団に包んで20分(肉400g、厚さ4cm位の場合)放っておく。







はい、出来上がり。



グリルじゃこんな全域ロゼには仕上げられない。
肉と一緒に放り込んだジャガイモも同時に出来上がる。 
フライパン1つ、たった30分で到達できる高み。
これぞ男の料理



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20111206

LITESPEED ARCHON T1の憂鬱  チタンフレーム エンド




前々々回、ライトスピードのフレームを肯定的に取り上げておいて言うのもなんだけど、昨今のLITESPEEDのフレームを手放しにマンセーしているわけではない。 いや、心情的にはエールを送る気持ちは大アリだけど、端からエールを送るのと実際組み立てて使っていくのとでは随分違うわけでマンセーしてばかりはおれないのが昨今のLITESPEEDじゃないかって・・・・ 



そう思う点はいくつもあるのだけど、前に取り上げたエンドがまさにそう。
写真の通り、エンドが薄すぎてRDのボルトがエンドのホイル側にmm以上も飛び出すほど。 飛び出るだけならいいけれど、トップギヤの位置がプーリー可動域を越えてしまってそのままでは調整不可なのですわ。







そのへんの自転車のエンド厚さを手当たり次第測って見れば、大体6~7mmはある筈。
数値上の重量を減らす為にここまで削りこんでも(それ以外の理由でここまでする理由は見あたらない)、これでは結局エンドの外側にワッシャーを噛ませることが必要で、その分の重量は載ってしまう事になり削った意味がない。 只でさえ、こんなに薄くては落車時のエンド破損の危険性を孕んでいるのに ・・・・




もっともこれはスラムの場合で、カンパとシマノのRDの場合はワッシャーを噛ませずともトップ位置はプーリー可動域に入っているので、「そんなことはない」 と思う人もいるかもしれないが・・・・




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20111201

後味が悪い






人里離れた林道をヒルクライムしている間ずっと犬の鳴き声が山間に響いていた。
一度、山の中で野犬に追いかけられて必死で逃げた事を思い出し、この鳴き声が野犬ではなく猟犬のものであって欲しいと願っていた。



小一時間山を登り続けたか? その間も犬の鳴き声はやむことはない。 そしてその鳴き声間違いなく近づいているんじゃないか? と思いだしていたころ、ふと斜め上方向を見ると崖の上で犬が吠えているではないか。



大きな犬! と思いきや、カモシカだ。
カモシカが崖に追い込まれて、その上で犬が威嚇していたのだった。

  






崖下には林道が通っていて、軽自動車が止まっていた。 
中には銃を横に携えた狩猟者が乗っている。・・・・ 嫌な予感がしたが、その場を通り過ぎればそこは紅葉と冷たいクリアな空気に満たされていてカモシカのことなどすぐに忘れ、そこにある自然を楽しんでいた。





バーン ・・・・ 一発の銃声(のような音) が山間に響いた。 
一瞬で崖上を見上げて写真を撮っていたあの瞬間に引き戻された。 嫌な気分がした。 
最悪のことが起こっていたとしても、自分はあの場で何か出来たのか?  
いや、そもそも本当に銃声だったのか? ・・・・ いろいろなことが頭を巡る。
もちろん、その後のことを確認しに戻ったわけではないが、何とも後味が悪い。




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20111126

シクロクロス ディスク Fixie PureBlood




UCI のシクロクロスレースのディスクブレーキ認可から2年弱、最近になってディスクブレーキ仕様のシクロクロスが各社からラインナップされてきた。  が、UCI の認可よりずっと前からラインナップされていたコヤツを選ぶ。 以前見て、カッコよかったんだもの。 
とっくに生産終了の品でしたが、そんな一品の在庫をオランダに見つけてしまってはい注文と・・・




自分が見ていたモデルはロゴが筆記体でカッコよかったんで即決したんだけど、モノが到着してみたらロゴがかわり派手になっていてアラララ・・・・と。
購入したモデルは見ていたモデルより一年新しいモデルだと、後で分かった・・・・
写真でも送って貰って確認してから買えよって話ですが・・・・盲目だったんだなぁ









  

クロモリ。 だからと言うか、やはりと言うか重い。 
最新のカーボン車体の2倍ってのは計ってみて仰け反りましたわ。  




なかなか凝ってます。  ワイヤーの内蔵加工もそうだけど、特にペイントが良い。
最近のフレームはロゴはデカール貼って、その上からクリア吹いて終わりってのが多いから表面は細かい凸凹があったりするが、こやつは肌がなめらか。
  


  


  





当然、フロントもヘッドバッジが貼られてるし、フォークも内側の色が塗り分けられていたりしてそれだけでハートにズキューン。 でも、重さを計ってみたら850gでハートブレイク。  クロモリ選ぶってそういうことなのです。


  
  



肝のエンドはリプレイサブルでした。  
エンドを交換することによってシングルスピードにすることも考えられているそうですが、どうもこれは鍛造アルミで曲がるより折れるタイプのエンドな気がします・・・・




さて、パーツは適当に持ってるもので組むつもりですが、問題がホイル。
フレームが重いだけにホイル位軽さと頑丈さを求めれば完組か? さりとて29er ホイルだと9mm径のクイックリリース仕様は選択肢が限られる状況になりつつある・・・・ 
まあ、こういう悩みは楽しみ以外の何ものでもないのだけれど



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20111122

アイバンラーメン





始めて人が並んでいないアイバンラーメンを見た。 これはチャンス。
  


ここは有名店である。 そしてニューヨーク出身のおっさんがやっているのである。 出汁の概念がないといわれるアメリカ人がやっているラーメン屋がいつも混んでいると言うだけで気になっていた。 ところが、並んでまでは食べる気がしないわけでいつも通り過ぎるばかりでした。



しかし ・・・ ことのききっちり昼食をすませたうえに、その後1時間半ほどしか経ってないわけです。






ニンニクチャーシュー麺(1000円)なるもの。
汁は少なめでニンニク風味が超濃い。  そして温度はぬるめ。 つけ麺の麺が汁に元から浸かってる版?・・・・ ってそれ普通のラーメンやん。 いや、そうなんだけどつけ麺を食べてる感じに近いのですよ。


 
腹は全然減ってなかったけど旨い。 そして癖になる。  細麺が濃いスープに適度に絡むのがいい、そしてぬるいから大口でバクバク食ってしまう。  そこで白髪ネギが強烈なニンニクスープまみれの口の中をいい具合にリフレッシュしてくれる。
チャーシューはご覧の様な厚い煮豚で、これをスープに浸して食らえばソースにつけて食う肉料理の如くでこれもいい。



只、このにんにくラーメンなるもの、食後体から発せられるガス類のニンニク臭いことと言ったら無かったから、いつでも誰にでもおすすめできるような代物ではない。



いやしかし、アメリカ人恐るべし。  
これなら塩やら醤油やらも試してみたくなった。


 

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20111117

LITESPEED チタンフレームエンド今昔

  

LITESPEED は自前でパイプを作り独特な個性を発してきたからエンドに頼るまでもないけれど、チタンフレームの場合その多くは無塗装で、チタンビルダーにとって目に見える個性を表し得る数少ない箇所の1つにエンドが挙げれれる。



今から思うと、不思議な位だけどライトスピードは2007年位まで大まじめにチタンのカーボンに対する優位性を語りまくっていた。 それは、重量対強度比にまで及んでいたのだから隔世の感がある。
日進月歩で進歩するカーボンに対して、素材自体の進歩がほぼ無いチタンが向こうを張るにはやはり無理があった。 特に残酷にも数字で表される重量的な戦いは熾烈を極めていて削れる金属部分をそぎ落とすしかない。



自転車に掛かる応力に応じてパイプの形状を複雑化し、無駄な大口径化を避け、必要な部分のみ口径をあげ、冷間形成で角張らせ高度を上げる。 そしてインゴッドの削れるところは痛々しいほどすべて削る。
  
  




大きさ、厚さとも痛々しい程削り混まれていて、ステーとの溶接面積は極小で不安なほど。 普通のメーカーで言えばリプレイサブルエンド並の大きさのものが直接ステーの先に付けられているという風である。 インゴッドはもっとも重量が嵩む場所だからきっとこの変更だけで数十グラムは軽量化してるんじゃないか?



確か右は2000年位~2005年位まで、左は2006年~採用されたエンド。
2006年と言えば、カーボンにガチで挑み続け、彼らが目指していたところの『チタンが一番』 を見せつける為に世界最軽量 770g Ghisallo を作った年、そして応力に応じた最適形状のパイプと言うふれこみでフレアさせたパイプをVortex に採用した年。 
最後のアガキと言うか、歴年のフレームを見ても最も本気度(必死度?)が高い年だと思う。
 
 
 
今から思えばカーボンにガチで挑むなどお笑いぐさだし、こんなに削りこんで危なっかしいもの作ってまでカーボンとタイマンを張る必要でも?と思った事もあった。 でも、こうやってフレームを引っ張り出して見るとそれも違う様な気がする。 




このエンドの変化を見るだけでもライトスピードがグランツールで戦っていた時期から、多くのメジャーレースシーンでカーボンに駆逐されてしまった現在まで、生きた化石のように戦い続けている彼らの姿勢を見る気がするのだ。
これほど大まじめにこんな危なげなものを作るチタンビルダーがLITESPEED以外に有ろうか? 危なかろうが、変形パイプに意味があろうが無かろうが、唯一無二と言うだけでその存在価値がある。 なぜなら常識的なチタンフレームなら数多あるチタンビルダーの中から選べばよいのだから。 




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20111113

林道中




知らない道に突っ込んでゆくとき ・・・・ それは子供の頃、自分の生活圏から出てドキドキを味わったあのときの気持ちそのもの。 



私はこういう土の道に突っ立っている電柱が目障りでならない。 
景観的なことだけじゃなく、せっかくの冒険心とか秘境感をすべてぶちこわしてくれるのだ。
更に腹立たしいのはその電線で電気を何処へ引っ張って行ってるのかと思えば山の向こう側。
しかもそちら側には車の往来激しい幹線が走っており、そこから電線をひいた方がよほど効率的だと思える場所だったりする ・・・・
公共事業費の割り当てをすべて使い切る為にこんな愚行をやっているのか?と勘ぐりたくもなる。




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20111109

Arfine アルフィーネ 11S 試乗




サイクルモードなるものに行きました。
あそこでは試乗が出来るんですね。 100万円OVERな高級車等は長蛇の列でしたよ。
あの程度のコースで乗って何が分かるか?とも思いますが、こいつには必要十分。 
何せ変速性能を味わうだけというシンプルな試乗コンセプトですから。





で、これがたいそうイイ
平地だったらよく整備されたDURA ACE並と言っていい。
登りでトルクが掛かっている時の変速で若干もたつくけれど、、、と思ったら普通のギヤ&変速機でもトルクかけてるときもイマイチですやん。 ・・・・ そこで無理やりダメなところを探そうとしていた自分に気付いた。
とにかく今使っている3速とは、人間と虫ほどの差がございましていたく感動。




パンク時の対処も指南いただくと、まあレンチが必要ですがそれほど問題でもなさそうです・・・・
となると逆に買わない理由が減って困る。
イヤ、置く場所がないという正当な理由がある。




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20111101

T.Y. HARBOR BREWERY




行ったこと無いのにサンタモニカにでも来たのか?と思った。何故だろう? と、ここは天王洲。
随分洗練されていてバブルの頃ウォーターフロントとか言ってドブ川の前に店が湧いて出来たあの頃のとは違う。



雰囲気の良さは、幹線から外れている上に最寄りはモノレール駅しかないという交通の便の悪さで、ゴチャゴチャした感じがないからか?・・・・ いやいやレストランはいつも大変混んでいるのでゴチャゴチャしているのだけれど、一見さんがゴチャゴチャ来ているという感じではない。
そもそもBREWERYと言うだけあって飲みながら食事の店で、車で来る店じゃない(何故かバレットパーキングのサービスがございます) 
職場が天王洲か? 御近所に住む方々専用という感じになって居りまして、それがよい雰囲気を醸し出しているのかもしれません。







そのレストランに併設されるBREAD WORKSと言うパン屋がイートイン出来て大変よいのですよ。窓からは運河に渡る橋、外人率は西麻布並の高さでご覧のようなはまり様は海外の風情
朝は8時からやってますんでここで朝食なんてのもいいです。



そして夜8 時以降になりますとパンがすべて半額になりますんで私なぞは偶に狙います。






さて、件のレストランですが質、料とも須くアメリカン。
いけるものもございますが、いけないものも ・・・・ 特に写真のハンバーガーの他チキンサンドもいけてなかったなー。
パサパサで飲み込むのも難儀。 だから、ビール頼めよ。 ってレベルじゃないパサパサ具合。
穀物飼育のアメリカ牛の肉ならこんなにパサパサにならんだろう? これはやはりオージーか?
しかし、このレストランの凄い混みようは肉のパサパサなど何処吹く風。



ともあれ雰囲気は最高によろしくて、目をつぶってしまいます。
ちなみにパン屋も良いけどパン屋の目の前に浮かぶ バースペースも目の前に屋形船なんぞが走り水に映る夜景を見ながら飲むのもいいもんです。



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20111026

Firefly Bicycles チタンフレーム



Firefly Bicycles ステキです
10/1/2011、元 Independent Fabrication のビルダー3人が立ち上げた新しいブランド




ステキとは言っても、少なくとも外見上無塗装のチタンマシンに独自の個性を出すのはなかなか難しい。 元気だった頃の Litespeed の様にパイプ自体を自由に形成するのでなければ尚更である。
今や台湾製でもビードはなかなか綺麗であるし、あと外観上の個性を出せるとしたら。エンブレム、エンドの形状 ・・・・ あとはと、IF の様に Rapha と組んでクールなブランディングで成功すると言う新手まで出てきた。







Firefly のフレームを見れば陽極酸化処理による彩色がおもしろいが、今のところオリジナルパーツはシートポスト位でシートクランプさえトムソンが使われていたりだからこれからが楽しみである。




ところで Firefly の創業者の1Tyler Evans1999 年までクロモリだけだったIndependent Fab のチタンフレーム誕生にもっとも深く関わった人物である。
1996 年にチタンTIG溶接の経験がないまま友人のツテで Merlin Metalworks に入り、1999Merlin を離れた後は Independent Fab のヘッドウエルダーとして迎えられ2000年のTi Crown Jewel に繋がる。 




via Builder's Life 『Tim 親方のバイク』




Tyler1996 年時点ではまだ大学生で、Merlin でヘッドウェルダーであった師匠に随分絞られたと後に語っている。 その甲斐あってMerlin で働くことを認められるのだけれど、199612月~1997 1 月のスペイン旅行から帰ってMerlin に戻って驚きとショックを受けたという。
親分の Robert Vendermark そしてウェルディングの師匠、そして数名のウエルダー達は既にMerlin を去り新しい会社 Seven Cycle を立ち上げそちらに移っていた。 しかもそのことを何も伝えられていなかった。
師匠の厳しい指導は、後に去るMerlin を託す気持ちからだったのかもしれない・・・




そのMerlin での厳しい師匠の名はTim Delaney
なんと今もその人物はSeven Cycles のヘッドウェルダーである。
Seven の日本人ビルダーブログにおもしろい写真があった。
22 年モノのTim 親方のバイク』 とある。
すなわち、1989 年だから Merlin に居た頃作ったチタンバイクと言うことになろう。




チタンフレームの世界は私如きが調べても辿れるほどとっても狭くてその系譜を見るだけでおもしろい



Refered to  http://feticizm.blogspot.jp/2012/10/god-in-detail-firefly-bicycles.html  
          http://feticizm.blogspot.com/2012/02/independent-fabrication.html
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20111017

とんかつ 燕楽 池上


  

歯を入れればカラッと揚がった衣の先にサクリとした肉の噛み心地。
その後口の中に広がる脂と衣の上品な甘み。・・・・ これは旨い。
そして小鉢のポテサラがまた旨くて、口の中を箸休め的に別味にしてくれる。




肉は最近ホウボウで目にする平田牧場の三元豚だそうだが、確かに旨い。
衣もみっともなく肉から剥がれるようなことなくお姿も麗しい。






そして、火の入れ方が秀逸
低温で揚げているのか? 待ち時間は掛かるが、ほんのりとピンクがかった絶妙なもの
と、こうやって書いているさきから口の中はよだれなのだ・・・



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20111012

Gary Helfrich Arcos? Ibis?Titanium Stem チタンステム



Merlin 創業者の1人である偉大な人物Gary Helfrich 絡みでこちらを



Gary Helfrich は様々な会社のチタン製造のアドバイスを行っていたし、才能豊富で奇才の何でも屋(Jack of all tradeと言うらしい)で自身もArcos Machine と言う会社をカリフォルニアでやっていて、そこでお手製のステムを作っていた。



Gary Helfrich Arcos Machine 製のステムとして手に入れた物である。
が、 Gary のステムのパテントは彼がチタンフレーム製造について深く関わった Ibis に売られ、Ibisでも同様のステムを作っていたので、これが本当にGary お手製なのか、その後のIbis 製なのか? 判断が付かない。 判断の決めてもわからない。
只、Gary Ibis は相当に深い関係にあったのでGary が作ったステムの仕上げを「ちょっと仕上げやってよ」 とIbis でやるなこともあったとか、なかったとか?どっちやねん。 
いや、それならどちらでもいい気もする。
いやいや、マニアな知ってる人がいたら違いを見極めるポイントを教えてください・・・






Ibis ステムのコピー

Gorgeous Ibis polished stems - the original bike bring

ゴージャスなIbis ピカピカステムがあれば、バイクはキラキラ



残念ながら、クイル ってのがハードル高くてタンスの肥やしな訳だけど ・・・・



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20111008

Alfine アルフィーネ 11speed + STI駆動




Bikerumorを見てましたらおもしろいバイク
(http://www.genesisbikes.co.uk/bikes/cross/day-01/day-01-alfine-11/specs)
リアは内装の11段アルフィーネ にSTIが装備されている。
何となくスタイルが街に合いそうでクール。
これは、シティーコミューターにうってつけだし、更に本格的に林道などを走るとしてもチェーントラブルなどないから十分しよう可能?
現在のレートで18諭吉ほどはかなり牽かれる。 



多段式内装変速ハブと言えばRohloff speed hub のように14段、ギヤ比526%とまではいかないのだけれど、11Sでギヤ比409%は必要十分な気もする。 
そして、Rohloff  と同じくグリスではなくオイル駆動潤滑と言うことでその変速性能はこれまでの内装式ハブとは比べものにならないスムーズさだと言う。
おまけに値段が42000円(ハブのみ)というのもRohloff  に比べれば1/3の値段と言うのもいい。
変速機は Shifters : Virsa 11spd Sti とよく分からないメーカーだけども ・・・・



と言いつつ、スタイルは憧れるけど内装ハブ車はパンクしたら結構やっかいなのですよ・・・・




Related to  http://feticizm.blogspot.com/2011/11/arfine-11s.html
                  http://feticizm.blogspot.com/2012/03/alfine-11speed-di2.html
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20111002

Ibis Gary Helfrich Titanium Bike チタンフレーム



Gary Helfrich 絡みなメーカーIbis
Ibis も比較的早くチタンバイクを製造し始めたメーカー。
もちろんLitespeed Merlin よりは遅いがSevenIndepenndent Fab よりもずっと昔
残念ながら20年間作り続けていたチタンフレームを去年止めてしまったのでした・・・・



その製造に深く関わったのがMerlin に創業者の1Gary Helfrich
1986年にMerlin を立ち上げるも個性的な創業者3人では立ちゆかなくなり1988年には西海岸に移動1990年に始まるIbis のチタンバイク製造に深く関わった。





ビードはもちろんMerlin ・・・ いや、Gary 仕込みの美しいもので、本人が溶接したわけないけどビードの幅は格段に狭くて緻密、そして美しい。 そしてもちろんチューブはGary が開発に大きく携わった世界初の自転車用W バテッドのチタンチューブ Ancotech 製のTi Moron
もちろん仕上げは有名なGary お手製ステムと同様のピカピカのポリッシュである。





Ancotech も消えちまったし、Ibis もチタンフレーム止めたし ・・・・
とは言え、Ibis 立役者のGary Helfrich 自身が自分の会社Arcos を売り払った後、大学で交通計画を学び、今やキャンプメーカー公園の園長をやったりThe Sonoma County Bicycle Coalition (ソノマを自転車に優しい町に仕様としている団体)のエグゼクティブディレクターをやっていたりするのだから、時代は流れているわけです



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20110922

すし萬 鯖姿鮨





脂がのった厚い身、そしてきっちりと巻かれた厚い昆布、甘みと酢が強めに効いた竈炊きの飯。
一緒につけてある生姜に山椒の実が付いているのもいいです。
由緒正しい竹の皮を剥がせば、そこには堂々としたさば姿鮨。 
大阪の老舗鮨屋『すし萬』 の鯖姿鮨。 関西では鯖棒という呼び名の方が一般的でしょうか。
 
 
 
東京でそこそこ名のある店でさえ鯖棒を注文してもネタはともかく、寿司飯が江戸前風のものになってしまってやはり関西の鯖棒とは違います。
そんなわけで関西に行けば必ず買って新幹線の中でこいつを摘みながら私服の時を過ごします。

 

すし萬の創業は江戸初期の承應ニ年(1653)ですから、上方でも老舗中の老舗。
本来は、ここの名物は小鯛雀鮨なのですけど、ここで鯖棒を買ってからは鯖棒ばかりです。
鯖鮨と言えば京都の 『いづう』 と言う方も居られると思いますが、今の若主人はすし萬で修行した位だから少なくともスペックうんちく的には何ら不足はないでしょう。



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20110911

Merlin Titanium bike チタンフレーム



Merlin Metalworks ブランドが売られたそう。(http://reviews.roadbikereview.com/tag/merlin-metalworks) 今年月のことなのでもう既に新しい話題ではないけれど。



記事によると、ABG が売った先はCompetitive Cyclist ・・・ ここはリテールショップとして有名だけど、まさかリテーラーにブランドを売るとは・・・  少なくとも2012年まではABG Merlin ブランドの商品を製造しアジアンマーケットで販売する権利を持ち続けると書いてある。
何故アジアに限定?、2012 年以降は? Competitive  主導で台湾とか中国辺り生産のMerlinになってしまうのでしょうか? 



蛇足ですけど、LItespeed  カーボン、Quintana Roo カーボンの成功でABG1998年以降、LItespeedMerlin, Quintana Roo 等を買収して以降最高の収益をえたそう。
実際よく売れていたのか?それほど売れなくてもやはりカーボンは利益率が高くて儲かるのかわからないけど商売的には成功していたらしいです。





チタンと言えばこのさざ波のようなビード。 この美しいビードで自転車界のランボルギーニ等と言われ、これを有名にしたのがMerlin



話戻すとMerlin ブランドが売られるのは1998年のSaucony2000年のABG に続き 回目です。
ここまでブランドが売られ売られて流浪すれば何がMerlin なのかよくわからない。 実際、その度に職人は地元に残ったり移ったりでほぼ元の片鱗を残してないだろうけど・・・



只、そのお陰で? チタニウムフレームにおいては後生に大変な影響を与えた事は確かで、SevenRobert VendermarkMerlin 出身だし、 Independent fab MerlinABG に売られてマサチューセッツからテネシーに移転る際に職人がごっそり流れたお陰でCrown jewel Ti が生まれたわけでMerlin 無くして現在のチタン製自転車にまつわるアレコレはなかったかもしれません。



ちなみに創業者の人であるGary Helfrick (ヘルフリック) は、Fat City で初めてのチタン製MTB を作ったと言われるし、その後も ibis、Lemond、Serotta等のチタンフレーム製造に携わったり、アンコテックやレイノルズのバテッド管製造にも関わる偉大な人物。





Serial no 16400 ・・・・ 1998 年製  Saucony に身売りされた年の製造である。



Merlin からRobert.V が独立しSeven を設立したのが1997 年でMerlin をやめた職人も数人いたそうだけど、まだ重鎮Tom Kellog が居た頃だし、今年Fire Fly を立ち上げたTyler EvansIndependent Fab にヘッドウエルダーとして移る前と言うこともあって、Merlin もまだ死んではいなかった頃のものだと思いこむようにしてます。 

  
  



今写真を見ればチェーンステーにうっすらと埃。
Merlin がまた身売りされたと聞けば、ゴソゴソと引っ張り出してきたと言うわけです。
アンコテック製のバテッド管? この時代のものとしてはとても軽くて1260 ㌘程、Extra light の名は伊達ではございません。 置く場所さえ許せば1inchWound upフォークなんぞをくっつけて旧車として組み立てたい気満々なんですけど ・・・



このシンプルでありながら個性を感じるエンドにセンスを感じます。



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20110902

とらや かき氷




赤坂見附とらや本店の地下には喫茶室がございまして、とらやの商品を戴くことが出来る。
残暑厳しきこの時期はラストスパートでかき氷。



宇治金時など定番を外し今回は杏を戴きました
干し杏が載せてあってほどよい酸味、口に広がる冷たさ、そこでとろりとした練乳の甘さがそれを繋ぎ止める。



かき氷らしからぬ1155円と言うお値段ですが、お茶が切れると配置よくおられる店員さんがすかさずお茶をさして下さいますしサービス料込みであること、更に、ガッツリ効いている冷房の所為もございますが、このかき氷を1人で食しますと真夏の炎天下を経てきた体にも効果覿面なほどビッグで1155円と言うお値段は納得なのです。




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20110901

お漏らしコンクリート




お漏らし
処方 : 大量の水を持ってきて流すそうです



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20110828

KRAUSER DOMANI クラウザー ドマーニ



旅の途中あの超稀少車、クラウザー・ドマーニに出会う




250台程しか生産されておらず、そのへんのフェラーリ等足元にも及ばない稀少さ。 
とは言え日本に入った台数が一番多かったとか。
ドイツのメッサーシュミット車がシャーシを、エンジンはBMW
白にオレンジ、赤、紺のクラウザーカラーが80年代のノスタルジーを喚起致しまして、バブル期始めて見たときには 『これキカイダーのやつやん』 と思ったものです


  

見てるだけで制作者の夢と情熱を感じ思いますが、今や車もバイクもそんな情熱を感じる物がほとんど無いなって ・・・・ 時代でしょうか?




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