20140725

四万十川



梼原町(ユスハラ)。  脱藩志士たちが通った場所。 そのすぐ近く国道197号線の風早トンネルの上、四万十川源流の山間部にある梼原棚田。 全国ではじめて棚田オーナー制度を導入した棚田として有名だけれど、見る限り働いているのは普通の農家の人だった。 高知県は限界集落だらけ。 こういった風景に出会えることが嬉しい  


   

 
   

   
 

  
   

     
  

 
梼原川沿いの日本の田舎フレーバーっぷりは半端じゃない。 深い緑の木々に緑の川。 走りながら鼻腔を通してもその匂い立つ緑を感じる。 川には限界集落よろしくプライベート感たっぷりのシングル幅吊り橋がかかっていたり、川沿いを走るR439 も四国の3ケタ国道らしい雰囲気。
こういう場所はいくら走っても飽きることはない。





土佐大正で439国道からR381へと乗り換えれば谷筋はグンと広がり梼原川を吸収した四万十川が大きく蛇行しながら流れている。 市街地を抜けてきた四万十川はそれほど綺麗ではなくって梼原川の清流が合流することによってBODが下がるのだそう。  道からはさっそく合流後一つ目の茅吹手沈下橋が見えた。    
 
    

 
 





 


四万十川には47もの沈下橋がある。 だから走っていればそこかしこと出会うのだけど、長い距離を走り、たまたまこの長生沈下橋に至り、また偶然にそこに一両の車両が走ってきて沈下橋とこの予土線を同時にフレームに収めることは奇跡に近い。 というのも昼間に運航する予土線は上下線共3~4 時間に一本しかないのだから。   

  
 




 
観光客の「わ」ナンバーはおっかなびっくり。 郵便の兄ちゃんも農家のおっちゃんも軽のジモティは迷いなくかなりスピードで渡り切る。  沈下橋の日常の一コマ。 


    

 
天然うなぎは同じ場所のものでも当たり外れの振り幅がでかい。 
そりゃそうです。 人間だって田中のマー君もいれば、ルンペンの田中も居る。 鳩だって餌をやれば独り占めばかりするのから、一つも捕食できないのも居る。 これはアタリ。
 
 
カリッと脂の多い焼き魚に近い関西焼き。 噛むと脂がじわっと出て、香りが全然違う。 四万十川の青のりと同じような香りがした。
 
 

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20140714

高知の日本一



私、路面電車がすぐ近くを通る街で育ったんで懐かしかった。 
高知市内の交通といえば路面電車だそうで、土佐電鉄の路面電車には3つの日本一がある。 
  
・ 今年110周年を迎えた、日本一古い電気鉄道会社。

・ 日本一長い軌道線のみの距離。(軌道線総延長25.3km

・ ”一条橋駅”と”清和学園前駅”の間は63mで日本一短い「停留区間」
  
  
 

 
すぐあちらに見えるのが隣の停留所なわけで63mの停留所間はさすがに短い。 
路面電車が2両編成とかだったら、両駅に被っちゃうんじゃないかと心配したほどです。
とは言え、都電荒川線とは違い停留所に人がいなかったり、降りる人がいない場合にはバスのように止まらずスルーしていきます。



路面電車だけでも3つの日本一があるくらいですから、土佐の国にはどれほど日本一があるのだろうと調べてみましたら、、、
 
・ 日本一の最高気温  41度                ・・・・・  ✘
・ 日本一の十分間降水量  49mm           ・・・・・  ✘   
24時間累積降水量  979mm               ・・・・・  ✘
・ 最大風速  69.8m/s                   ・・・・・  ✘
・ 日本一人口が少ない市町村(離島除)  389人   ・・・・・  ✘
・ 総面積に占める森林面積の割合  83.3%      ・・・・・   ❍
  
自然から随分圧迫されてる様子がまじまじと見えてきて、これじゃ神様が人は住むなと言っている様にも思えてきます。 いやいや、それは冗談で山に入れば国道ですら林道然として車も来ない魅力的な道、清流、そして雰囲気のある里山が方々にありそれはそれは魅力的な場所なのです。 でもこの圧迫されぶりじゃ本当に南海地震もありえるんじゃ等とも思えてきました。


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20140702

良品の予感



パンクは最近の2万キロで3 回程。
ただ、調べてみればその全てがタイヤに起因する貫通パンクではなく以前のパンク修理箇所からの空気漏れでした。
 
  
 
今まではマルニのパッチを貼っていたのだけど、こいつは英国からついでに買っていた ”REMA”のパンク修理キット。 その辺に埋もれさせていた癖に、Made in Germany の文字に気付いた途端一目置いてしまうドイツ信奉。





が、その置いた一目はそれほど的外れではない様に思った。
修理をして空気を入れてみたら今までのパッチとは全然違うものであることにすぐ気付いたのである。
チューブを膨らませてもパッチを貼った箇所でチューブがまったく引き攣っていない。  チューブとパッチの伸び率が殆ど同じようで、驚くほどしなやかにチューブに追従しているのが分かった。 パッチは薄くチューブを畳みやすいし、リムに収める際のゴワゴワ感が無いのもいい。



最近のパンク原因が過去の修理パッチからの空気漏ればかりだったことを鑑みるに、このしなやかにチューブの伸びに追従するパッチに期待が膨らみまして、これは真っ当な良品の予感がいたします。
もしかしてだけど。



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