20121124

耶馬溪サイクルロード


 


 
大分県に耶馬溪(ヤバケイ)という場所がある。
ご覧のように奇岩が聳え立つ新日本三景の一つ。 渓というからには水が流れる谷筋でその下流の川沿いにあるメイプル耶馬サイクルラインは日経新聞オススメサイクリングロード日本一になったこともあるそう。  

 
 

   
    

 
 


サイクリングロードの中盤付近にJCAがやっている耶馬溪サイクリングターミナルなる施設があるんだけれど、「サイクリングロードが復旧するまで暫くの間休業いたします。」 との張り紙があった。  とは言っても大したこともないだろうと、橋の入口で通せんぼをするようにあるビニールの停止線など無視して入ろうとも思ったけれど、そのまま進んでいたらエライことになっていた。 



このサイクリングロードは耶馬線という線路跡を整備したものなのだけれど、増水でガーター橋が流されるほど凄まじいものだったようで7月の大雨の傷跡というのは想像を遥かに上回るものだった。
 
 
  

 
 

 
 

 
 

 
下流域に行くほどその被害は激しかった。
災害から5ヶ月も経ったというのに復旧作業さえ行われていないどころか、なんの注意喚起すらされていないところもあって危険極まりない。
そして日本一長い八連の石橋、オランダ橋は手すりが流れ通れなくなっていた。 
 
 
 

 
「人4文、牛馬8文」 通行料を徴収して工事の費用に充てた日本初の有料道路と言われている。
  
 
 
耶馬渓を代表する名勝である競秀峰、その昔ここは断崖絶壁に鎖のみで結ばれた難所だったそう。
諸国巡礼の旅の途中に禅海和尚がそこで人馬が命を落とすのを見て、石工たちを雇いノミと槌だけで30年かけて掘り抜いたといわれる青の洞門。
この場所も、先の豪雨による増水で天井まですっかり水につかったそうだ。



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20121119

九州新幹線



九州新幹線 「つばめ」 の内装。 
こんな薄い木製肘置き、そしてシートバックのフレームも同じ素材で艶仕上げ。
金掛かってはる。
 
 



そしてシート生地は西陣織。 
白のヘッドカバーもシート生地同様の唐草の織りが施してあるし、日よけは藺草簾。
これまた金掛かってはる。


壁と天井は東海道新幹線同様のプラスティッキー質感なのに、ここまで和を強調するのも違和感なのはおいといて、こんなに薄い木製の肘置きが通路に出っ張ってたら、車内販売のワゴンがぶつかったら割れたり欠けたりしないか?とか、こんな艶仕上げじゃ傷だらけになってキチャナクならないか?とか、簾日除けはガキが引っかけて壊しやしないか?とか・・・ よくJRは承認してくれたなと。 


大勢の人が利用する空間でこういう尖ったものの採用をコンサバ大会社にねじ込む大変さを想像すれば、きっと難航したんだろうなー、どんな口八丁で説得したんかなー?とか ・・・ そんな想像をしてたらあっという間に熊本に到着しました。

 
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20121109

日光の紅葉と放射能汚染


 
いろは坂に入る何キロも手前から車列は連なり、上に行けば行くほど動かない。 ちょっと車列が開けば、我先にとそれまでのストレスを発散するように全開でエンジンふかしすぐ横をすり抜けていった。 
 
   
イライラするのは分かりますけどねえ、そのお陰でこっちは排気ガス臭いし、横をすり抜けられればヒヤッとさせられるし、快適なはずの紅葉ツーリングも霞みます。   

 
 

 


  
 

  


  
  


早めに山を下れば行きとは打って変わってスムーズ。
紅葉を楽しみながらリラックスして下れたからか、山肌の色づきも下り方向の方がずっと見事に見えた。
いつもなら車に追い立てられるようにして下る道も度々止まって景色を楽しんで見れば、紅葉に埋もれるようにちらちらと見え隠れする道路が山肌を這う蛇の様にも見えて素敵でした。  
  
 
 


そんな日光の有名食材といえば中禅寺湖のヒメマスである。 
そのヒメマスでも戴こうかと思ってきたのですが、そうは東電が卸しませんでした。 今年は中禅寺湖のマスの放射線量が100Bq を超え、すべて養殖物に置き換わって大変残念。 ワカサギはかろうじて70Bq 程度で中禅寺湖のものを食べれれましたが・・・ 
 
 

聞けば、東電は日光の漁協に補償費を支払っているらしいですが、私のような下々の者にまで及ぶ影響まで考えれば、それで責任を果たした気になっている様じゃ困ります。 



この前の長野天然キノコの放射能汚染もそうだったけど、地方に行く度に本当にこの放射能汚染の広がり、罪深さの一端を見ることになる。  それとは逆に東京、横浜など都市部にいれば検査にクリアしたものだけが市場に並ぶので放射能による食物汚染を意識する機会もなくなり鈍感になってしまう。 
最近は放射能汚染食品の報道も殆ど聞こえてこないけれど、それは無用な風評被害を避ける面もあるのだろうけれど、都市部人口の放射能に対する覚醒を封じ込める為にも思えてくる。 
  
 
 
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20121106

サイクルモードにて

  
 
 
  
  
サイクルモードですら多くないチタンバイクの中で、更にニューモデルとなるとほぼない。
そんな中2013モデルのNEW ARCHONが早くも試乗車として用意されてました。
正確にはARCHONの名は消えシンプルに T1。 ヘッドチューブは44mmに、そしてBBPF30規格になっていた。  素材自体の進歩はないし、大口径化による高剛性化は当然の流れなんでしょうけども、BBなんぞは規格が乱立して面倒だし、私個人的には殆ど恩恵がない変化なのですよ・・・
 
 

それよりARCHON でもっとも特徴的だったトップチューブ&ダウンチューブをヘッドチューブに巻きつけるProprietary WRAP Technology なる技術は44mmヘッド採用とともに姿を消しヘッドチューブに普通にドン付きになって加工手間は減ってるのでは?  もっとも今後、この44mmヘッドにまでトップチューブ&ダウンチューブを巻きつけてガンダムみたいになっていく ・・・ 等と出し惜しみ的に今後やることを残しているのかもしれません。  
 
 
 

 
会場内はどちらを向いてもカーボンばかり、そしてどいつもこいつも台湾、中国製の中 EASTON のブースでホイルに付いたタグ ”MADE IN MEXICO” が目に止まりました。
EASTON のハンドル、フォークなどカーボン製品には恥ずかしげもなくMADE IN CHINA” と書いてあるのでホイルも中華だと思いきや、EC90カーボンホイルからアルミホイルまで、アルミ製MTB用ホイル以外はずっとメキシコ製だったようです。



イーストン曰、 メキシコに工場を構える利点はアメリカ西海岸から近くマネージメントし易い、税金優遇、そしてメキシコではホイルの製造を独占しているから、アジアよりも人件費を多く払っても、アジアのように従業員の入れ替わりが激しい場所での知的財産、企業機密の流出がなく恩恵が大きいことだとか。
イーストンにとってホイルは中国では作リたくない大事なものという位置づけのようです。 



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