20131222

Ghisallo CRW


 
WRC じゃーありません。 
CRWCarbon Reinforced Wood  カーボン強化木) やっぱりこの木製クリンチャーリムと言うのはトラブルが多いのでしょう。 オプションでカーボンが貼られた改良品が出ててそちらを選択いたしました。
 
 
それに伴い、空気圧上限は以前の4.5barから7.5bar とその数字を見ただけでもかなりの強化がなされたことがわかります。


 





壊れたリムを見て分かりましたが、木に布状のものを貼り付けエポキシ?なんぞを浸潤させてクリンチャーの土手を接着してたんですね。 カーボンさんのお陰で空気圧を受ける土手は薄くなりリム幅も1mm強細くなってます。
 
 
 

 
 

 
ただ、改良後のリムには超ロングニップル(特注でしょうか?)が付属し、改良前にはすっきりと収まっていたニップルの頭が改良後のものは写真のようにリムの内側に外に飛び出したままになります。 スポークテンションは小判型ワッシャーを介して基本カーボンで受けるという考えはわかりますが、なかなか香ばしいことしてくれはります。  
 
 
 
この現実を見た瞬間思い出しました。 イタリア製ニューモデル直後の完成度の低さはパネーってことを。今後きっとこの部分は奥まり普通になるのでしょう。 やはりこれは何処を見てもイタリア製であります。



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20131217

Made in Italy

  
 
 

 
やっと、Sig.Cermenati の木リムが届いた。
 
夏に木リムが割れて注文していた物。
  
もう、なんかね。 梱包を解く時、ほんまに女のパンツでも脱がしてる気になりました。
 
ちょっとしたことなんだけどね。 通販でもダンボールにポンと入ってあるのとはやっぱり違う。 
 
Made in Italy って微に入り細に入り日本人には真似できない血を感じますわ。
 
 
 
 
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20131210

MAVIC KSYRIUM R-SYS SLR

  
 
 
   
  
   

   
5年前R-SYS が出た当初、それまでかつて無いほどいろんなショップ、レース会場にR-SYS 試乗用ホイルが置いてあった。 そして試乗してみてその理由がすぐに解りました。 MAVIC はよほど自信があったのだと思います。 その自信というのは素人でもちょっと乗れば違いがわかってもらえるという自信。 
 
 
ちょっと街角を曲がる様な低速ですらコーナリングの感覚がまるで変わる。  普通の金属スポークのホイルってカーブや加速でかなり撓んだり変形したりしてるんだと気付かされる。 まったく伸びないスポークによって普通ならヤワになる薄いリムのホイルがまるで変形しないカッチカチホイルになった。 なのに、振動は吸収されてマイルドな乗り心地。  当初はカーボンスポークが割けるというトラブルでリコールになりましたけど、その後の強度デモを見ると寧ろアルミスポークなどより強そうで輪行程度じゃ全く気にしなくてもいいようにも見えてくる。 
 
 
 
 
 
アベノなんちゃらって言うんでしたっけ?あれのお陰でポッケに現金があると直ぐに大きな気持になって買ってからこんなホイル要るんかなあ?って気付くんだけど格好いいからいいの。  樹脂の経年変化にまつわる劣化についてはまるで未知数なんですけども。 
 
 

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20131205

NOKON の劣化


 
 

 

NOKONのピースの♂接続部が♀にめり込んでおりました。 なぜだか、組立後一年半程しか経っていない車体、おまけに変速回数が少ないFDのアウター。 向こうに見えるRD用はそれ程食い込んではいない。 更には瞬間的な圧縮力がより大きいブレーキアウターにはそんなめり込みは全く見られない。  FDのケーブルはアウター=テンションがかかった状態の時間が長いから、最大に掛かる圧縮力よりテンションがかかっている時間が長いのがいけないんでしょうけど。
 
 
 
エって?思いましたけどカーボンのNOKONは割れてピースが吹っ飛びいきなりブレーキが引けなくなるような命の危険に関わる酷い瑕疵があるそうですし、駄目だった TIOGA I・LINKhttp://feticizm.blogspot.jp/2013/04/tioga-ilink.html)の様にいきなりグズグズになることもないから頃合いを見計らってダメなピースだけ取り替えられるのは合理的っちゃ合理的。 そう言えば普通のアウターも交換するときに見ると金属のコイル部分やワイヤー部が圧縮で痩せてますからこの程度は劣化も当たり前っちゃ当たり前。 普通のアウターワイアーだとバーテープひっぺがして巻き直さないといけませんから時間とかゴミとか考えてもいろんな面でエコです。 やはりこのALNOKON、よく考えられたいい品なのだと思います。 
 
 
 
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20131201

Swiss Diamond Skillet


 



スイスほど自国製品に国旗をつける国も無かろう。
チョコレートに始まりスイスアーミーナイフ、自転車じゃBMC にもスイス国旗の十字マークが付いている。 こちらはSwiss Diamond なるフライパン。 やっぱりスイスの十字が誇らしげに2箇所についている。
どんだけ自分の国が好きやねんっちゅう話です。
 
 

しょっちゅう肉を焼いていると言ってたらフライパンを貰ったのです。 貰ったものの値段を調べるとか下衆なことを致してみましたらこれが結構いい値段がするものでした。 持ってみるとズッシリして1.4kgもあるもんだからついに憧れの鉄製フライパンかと思ったらアルミだった・・・  実はいい加減FeTi にのっとり一生モンの鉄チンのフライパンでも買おうかなと思っていたのにまたアルミである。。。 
 

 

 
サシが程よく旨そうなもも肉。
550g のローストビーフ用だけど、こういう塊のもも肉をステーキとしてかぶりついて食うのもけっこう旨い。 赤身の噛みごたえもしっかりしているから、噛むごとに和牛の滋味が染み出す。
比重の軽いアルミにして1.4kgというゴツイ熱容量を活かしてと早速焼きにはいった。   
 

 

 
表面焼いてオーブンに突っ込んだり、蒸したほうが簡単なのだろうけど、熱容量に期待を寄せてフライパンだけで育て育て焼いた。 
 
  
 
比熱が大きくって分厚いアルミパンを温めるのには結構な時間がかかった。 ジュワーっと表面焼き固め、その後極弱火で15分はかかったか。 レアでグニャグニャするようじゃダメ、焼きすぎてもダメ。   いつも焼きながら表面を触ってその感触で焼き加減を確認するけどいつも上手くいくわけじゃ無い。 だから、真っ二つに切る時、そのロゼ色の切り口からテラテラと肉汁が流れるのが見えてまさにヴィクトリー。

 
 
わさび醤油で食うた。 実に旨い。 
  
 
 
チタン好きとしては当然チタンフライパンも持ってたんですがこれはダメでした。 チタンのフライパンは温まりやすくて冷めやすい。火が当たっているところと当たっていないところの温度にムラが出やすい。 アルミも薄いものは熱容量が小さいところは同じような感じと思ってたけど、これくらい分厚くて重いアルミだといいかんじに焼けますなぁ。 ならば分厚いチタンで・・・とか考えたりしちゃいますけどチタンは熱伝導率が超悪いからそうは問屋が卸しません。 次こそは鉄っちんのフライパンを買うのでしょうけど、これもよさ気なんで鉄チンまでの道のりがまた遠のいたというわけです。



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