20120225

アジアンOEM



見覚えのあるチタンシートポストに出会い思わず店員に写真を撮らせて貰った。
見た瞬間間違いないと思ったけれど、やはり間違いない





以前、中国から輸入したチタンシートポストそのものであった。


そして、日本のブランド名が付いたその商品にはOEM 価の倍以上のプライスタグが付いている。
そういえば、先日書いたMuller Japan のフレームも台湾のSpeedone 製と言うことは細部写真は本家の写真をそのまま使っていたりしていて一目瞭然で、随分立派なプライスタグが付けられている。




販売者からすれば製造コストを掛けずに売ることが出来るし、製造元からすれば販売者のブランドと販売力を活かして生産量を向上させることができる。 OEMと言う方式は今やごく普通であるし、販売者、製造者にとってまことに理に叶ったやり方ではある。





ただ、付いている値段を見ればそこに消費者の利得は殆どの場合感じられないし、私にはこういう商売が場合によっては下等に思えて仕方がない。
もちろん、販売者が仕入れ値の何倍の値段で売ろうが自由だし、消費者が買うかどうかを決めるわけだから、文句を言う筋合いの物ではないことは重々承知の上でそう思う。


電化製品などのOEMとは違い、そもそもアジアンの自転車製造元などアレだから、業者向けの卸だけではなく、節操なく個人向けに小売りをAlibaba 等インターネット直販でやってしまうわけで、メーカーからの卸原価のおおよそが消費者に分かってしまう。 今や容易にその値段で通販可能な品に倍以上の値段を払うような人はそうはおるまい。  結局買う人は買う時点でそのことを知らない人と言うことになるけれど、後々その事実に気けば消費者がいい気持ちがしないのは間違いない。  


この様に後の不愉快が約束された客の情弱状態を頼りにした商売を下等と言わずなんと言えばよいのでしょう? 


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