20120721

韓国のチタンバイク



ふと立ち寄った食堂に3台、すぐ隣の店にも3台、計6台ものチタンバイクが停車していて腰を抜かした。
これは平日昼間、もちろんチタンオフ会とかでもない。 



最近では日本でもチタンバイクが多くなって一日走れば、多い日なら2~3台は見るようになった。
ほんの5年前には月に1回見るか見ないか位だったからずいぶん増えたのだと思う。
とはいっても、韓国のチタンバイクに出会う頻度には足元にも及ばない。  
一日サイクリングロードを走って優に100台以上!!!のチタンバイクに出会ったのだから。



そういえば以前阿蘇山を走った際に、韓国人ツアー客から「自分はSEVENに乗っている」 と親しげに話しかけられたのを思い出す。











見たところ台湾?中国?のチタンフレーム:40%、Litespeed:20%、SEVEN:15%、MOOTS:15%、IF:10% という感じ。  これほどたくさんのチタンバイクに出会った国は無いし大規模な自転車ショーでもこれだけのチタンバイクに出会うことは無いだろう。
ちなみにこの日見たチタンロードはわずか2台っきりだったから殆どはMTBということになる。



この平日の昼間にある程度の年齢の男性が乗っているチタンバイクの特徴はほぼ同じ。 
すべてに最高級パーツが奢られ、チタン製ステム、ポストはお約束。 場合によってはスポークまでチタンもある。 





女性のチタン率もかなりのもので、こんなのがまるでママチャリの様にサイクリングロード際に停めてあったりもする。 この Indy Fabなんかスタンド付という迂闊な感じ全開なのがいい。 そしてこの女性オーナーはというと土手下に座ってビールをプシュッと開けているところ。   



日本でも男の趣味任せでこの手の自転車に乗って男の後ろについて走っている女性は偶に見るけど、ええ歳のオバハンが一人でIF乗って川沿いに来てビール ・・・ この肩の力の抜けた感じ、そしてパーツのセットアップが熟年男性のようにコテコテ過ぎないところも余計に自転車スタイルの成熟度の高さを感じる。





プロショップにて。 
Serotta、MOOTS、SEVEN、Litespeed、Ibis ・・・ サイクリングロードであれだけのチタンバイクが走っているのだから韓国のチタンバイクマーケットは世界でも有数のものであることは想像に硬くないし、この程度の在庫も普通に思えてくる。  ためしに値段を聞けば日本の価格の70% 程。(消費税10%なのに・・・)



MTBばかりのチタンバイクだけれど、その殆どはスリックをつけてサイクリングロードを走る仕様だそう。 何故ロードではないのか?と聞けばMTBブーム(と言うのがあったらしい)の時から乗っている年配層はロードの前傾スタイルが体に負担が掛かるというイメージの人が多いそうでその後もMTBを選ぶ。 そして最近乗り始めた若い世代はロードレーサーを選ぶようになって二極化しつつあるとか。 
確かにサイクリングロードも夕方になれば、通勤者?なども激増し日本で見るようなカーボンやアルミのロードレーサーも増えMTB率、チタンバイク率は少し下がる。  ロードが少ないから当然なのか?日本では雑草のように居るイタリアンブランドもCOLNAGO 2~3度見た程度、Pinarello DeRosaも一度も見かけない。 TommasiniMTB !? なんてのを見たけど・・・ 
と、同じ自転車ブームのお隣の国では日本とはまるで違うマーケットが存在するのであった。 


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