20120716

韓 国 自 転 車 事 情



ひょんなことから韓国に行くことになった。 
韓国は一度行ってサムゲタンや三枚肉食いまくった印象しかないところに反日感情や竹島問題、そして日本大使館前に従軍慰安婦像を造っちゃう国か ・・・・ とテンションダダ下がり。  ところが無表情のまま韓国のANAであるアシアナ航空機に乗り込みましたらにわかにテンションが上向いてきた。



上の写真。  普通飛行中のプロジェクターに映されている映像と言えば飛行位置情報、航行スケジュール、そしてニュースあたりがお約束であるが、なんと”Life Cycle” なる自転車の映画である。 有無を言わせず自転車映画放映。 こんな航空会社があるか?





そして、機内誌にはソウルを流れる漢江(ハンガン)の上流域のサイクリングロードについて特集されているではないか。 見れば、魅力的な写真とともにサイクリングロード上にはたくさんのサイクルステーション、そしてレンタサイクルを借りられる場所が多数あることが書かれている。 



4年前にソウルを訪れた際に余りの自転車の少なさ(駐輪されている自転車すらなかった)について聞いてみたら「自転車は疲れるし韓国人は自転車乗りません」と言われたのだ!!  その同じ国とは思えず市内に入ってからインターネットで貪るように情報を収集すれば今年422日にソウル~釜山の国土縦走区間(633キロ)を含む1757キロの自転車道の全通、全国10カ所にある大河川区間の開通祝賀イベントも開催したようで、国挙げての自転車推しだとわかった。
この全国を自転車道で結ぶという構想は2009年の金融危機打開と景気浮揚、未来への布石を兼ねてイ・ミョンバク大統領が明らかにしたグリーン・ニューディール政策に基づいているものだという。



もっとも、ここまで調べても、多摩サイや荒サイの長くなったような程度だろうと考えていて、その後我が偏狭ぶりを思い知らされることになる・・・・ 



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