大間崎から、下北半島東海岸を南下した。
それまで下北を走ってきたイメージとはまるで違う。 一言で言うと風光明媚
海と山、美しい海岸線の道はそれまでより海に近く澄んだ海がみえる、そこからグイグイと登る山岳パートに入れば、山並みと海が見渡せる。
大間崎から南下するR338号も佐井村を過ぎると殆ど車の通りもなくなった。 山の中腹を走るその国道沿いに ”仏ヶ浦” の看板。 駐車場から雲の中、階段を降りて行く。 低く垂れこめた雲海の下に出れば、断崖、奇岩が連なる海食崖地形。 人と奇岩群との大きさの違いに小人が群がっているようにすら見えた。
車の少なさから秘境気分で仏ヶ浦に降りればその気分を吹き飛ばすように団体らしき観光客が数多。 海を見ればちょっとした桟橋が造られ続々と観光船が来ていた。 陸路よりほとんどの人は船で来ているのだった。 でも、秘境と言うのはあながち見当外れではない。 国道からだと100mに近い断崖で陸上から近付くのが困難な土地。 長らく地元民のみに知られる奇勝であったそう。
透明度が高い海にも驚く。
ウニで有名な北海道の積丹、余市辺りの磯ですら、すぐ手がとどくような場所にこれだけ沢山のウニが転がっていることは今は無い。 下北半島のウニは尻屋崎、大間崎と食べてきたらば流れ的に ”仏ヶ浦のウニ” とならざるを得ない。
仏ヶ浦ドライブイン。 その前には同じ青い屋根の ”ぬいどう食堂” という店があって、その客の入りは驚くほどの差がある。 ぬいどうの方はほぼ満席。 それに対してドライブインの方は客なし。
なんだかドライブインに惹かれドライブインにイン。
日野正平は自転車でこんな辺鄙なところまで2回も来ていたのか・・・・ 道理で特に地方を走っていると、 「あの火野正平が自転車で走る番組見てるよ。」 という話によくなる。 と言うか、あの番組はBS で存続してたのですね。
大正解であった。
父ちゃんは漁師とのことだった。 しかもウニはおばちゃんがこの店で剥いている。 ウニの刺の欠片が入ってたけど・・・ 小鉢のボラの唐揚げ、イカの刺身も旨い。
前の店に比べ極端に客が少ないのは ”ドライブイン” という名前のせいかな。
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