20150725

EUREKA !



今回の旅随一の場所。 地図を見ると日本海側に幹線から外れた出っ張りが何箇所かある。 その中の大きな出っ張り油谷の千畳敷と言う場所。  

  

事前の調べでも角島大橋のように煽られず、見どころとしても全くのノーマーク。 旅館で、海が見える山の上で自転車イベントが・・・というような話をしてくれた。 話してくれた方も行ったことがない程度の話で私も ”海が見える山の上” のフレーズに妙に惹かれたまで。  ここに至るまでの道筋は激坂の連続でやっぱり引き返そかなと思ったこと度々。 そこにこの景色が開けた。 

 


 
 


フカフカした芝生と固く締まったダート ・・・ ひとしきりこの景色とフィールドを独り占めした。  


ここまでの道程が激坂で旅館で聞いた自転車イベントなるものはヒルクライムイベントだとばかり思っていたら ”汗汗フェスタin千畳敷 ” と言うMTBイベント。 (http://www.nanavi.jp/events/event/kankanfesta) ただ、ここはMTBよりクロスバイクの方が相性がいいでしょう。 というかここでも山口とクロスバイクの相性がいい。 (レースはシクロクロス不可)  
  
  
 
  
 
   
   
  
 
   
  
  
    
    
 
  
 



海と山がちの地形が織りなす景色。
それは岩場だったり、 海に落ちていくような棚田の風景だったり。  晴れた昼間だけの素晴らしさかと思いきや夜はイカ釣り漁船の漁火が棚田の水面に反射するここならではの景色がみられる。 
海にダイブしていくような畦道を下り降りた。  
 
 

  
  
 
  
 
    
   
   
  
  
  
 
  
 

  
 
   
  
 


 
日本海とは思えない真っ青な海
赤瓦の美しい漁村
日常の生活、日常の時間、観光客など意識すらしていない空気感
   
  
 
  
 

  
 

  
 



素の山と海、人の手が入った草原、山里、棚田、漁村の風景。

日本海沿いのマークすらしてなかったこの場所には私が好きな情景のすべてがあった。
 
角島とは正反対。 やはり、偶然得られる果実のなんと素晴らしいこと。
 
 
 

ただ、最大の欠点がある。
漁村や海岸に行けば、魚介の店 ・・・ 国内ではごく普通に持つであろう期待は見事に裏切られる。
そんなものはほぼ無い。 ちょっとした漁村に出てすら食事処など無い。 それどころかコンビニもなく、コープの移動店舗おひさま号がその役を担っている。   それが国定公園には指定されていても観光客など殆ど居ないことの証左なのか? 観光客に媚びを売るようなものはほぼ見当たらず、お陰で私はアップダウンばかりの100km近くの道程飲み物だけで過ごす羽目になった。  町を走れば家々からは魚を焼く匂いが漂い、そこで生活する人の日常の生活感、空気感をより感じる。 欠点は美点でもあった。


 
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