20130313

Detail of BAUM CYCLES




先日、DE ROSA TITANIOのストレートチェーンステーが気に入らないと書きました。
http://feticizm.blogspot.jp/2013/02/1yr-w-de-rosa-titanio.html)  
ストレートチェーンステーはアウターギヤとステーとの間隔が狭くなりがちなのでチェーンがサックすると厄介なのと、拘束度合いが高くないクリートの場合踵が動いてチェーンステーに接触してしまうというのがその理由。
  
 
 
只、ストレートで作ったほうがシンプルでスマートと見ることもできる訳で、上記のような欠点が克服されるならばストレートステーもやぶさかではない。
以前から何故、チェーンステー、シートステー共にドロップアウトに対してパイプを外に出して蓋をする様な意匠になっているのか ? 内側に出っぱらしても問題ないんじゃ? と思っていたのですが、まさにそんなディテールを見つけました。
 
 
 
これは、BAUM CYCLES のディテールでパイプの出っ張りを内側に出しています。 これだと、ストレート形状でも踵は接触しないでしょうし、タイヤクリアランスさえクリアすればチェーンサックに対してもそれほどシビアではにように思います。 
もっとも、ドロップアウトの形状が一枚物を切削したタイプではなく耳がついたタイプなので、パイプをドン突きで溶接できて外見上キチャナく見えないとかあるのかもしれませんが。。。
 
 
 
このオーストラリアのビルダーはアメリカ系とは毛色が違うペイントも目新しいし、こういう他にはないディテールを見ても、エンタープライズ精神を感じます。
ちょっと驚いたのは、ステンレス管のフレームビルディングの改良に関する協力においては、Reynolds 社に選ばれた世界で2つのビルダーの内の1つだそうで(もう一つはIndependent Fabrication)、技術的なこと以外にもそういう精神が選ばれる理由になっているのかもしれません。


 
Related to:
http://feticizm.blogspot.jp/2011/04/baum-titanium.html
http://www.baumcycles.com/
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