20150609

Revenge






前は夕方になり津軽半島の付け根の西海岸鰺ヶ沢から輪行した。 その時車窓から見えた夕暮れ前の海沿いの景色が素晴らしかった。 そしてそこを走らなかったことが心にひっかかっていた。 行き先はこれまた入浴しなくて後悔した不老不死温泉である。



鰺ヶ沢といえば志村動物園で度々でてくるきくや商店の秋田犬”わさお” ってのがいる。
国道沿いに車が集っている場所があって気付いたのですが。
わさおにも嫁が来たとかで2匹並んでいた。 笑いながら迎えてくれたお父ちゃんと、マイペースに座ってるお母ちゃんって感じだ。  どうですこの顔。 私には殆ど人間にしか見えなかった。  



  
 
 

 
 
青森の県魚はヒラメ。 そして津軽半島から日本海側のヒラメの旬は春から初夏の時期と来た。 
また、都合がよろしいことにこの鰺ヶ沢のご当地丼がヒラメの漬け丼であった。 とは言っても海に面していてもそのすべての県に県魚があるわけではないが・・・
 
 
上の卵がプチプチの魚はハタハタ。 ハタハタとはよく聞くが・・・
魚卵としてはタラコのように小さくなく、イクラのように大きくもなく、実に中途半端で虫の卵のようだ。卵の殻は硬くてこんな気持ち悪い卵を食べたことがあるなら覚えているはず。 その記憶が無いのだから初めてに違いない。  でも、食べなきゃわからない。 旅というものは簡単に初体験を与えてくれる。





広い海岸線の岩礁に波しぶき。  桜でおなじみ弘前城で有名な弘前藩の殿様がこの景色を珍しがり実際に千畳畳を敷かせ大宴会を開いたとされるところ。 藩政時代には殿様専用の避暑地で庶民は近づけなかった場所。
 
 
 


 
 




 
日本海沿いの道。 並行してJR五能線が走っている。  
道すがら駅はいくつか見たけどピカイチで素敵な駅。 海にひときわ違い場所にある驫木駅(とどろきえき)。 ”馬”を三つ書くこの文字は海の瀬の音に馬も群れ鳴いたことからついた地名。 


下見板張りの小さな駅舎は64年前の1951年竣工。 一日わずか5往復の列車が停まる為の駅。
 
 
 
 
 
  
  
 
 

 
ずうーっとなにもない海岸線を走る贅沢な時間。 途中に芝に覆われた静かな岬があって、しばしベンチの上でウトウト寝こんでみたり。  この辺りは、そこかしこに夕日の方向を知るための夕焼け暦があって、どこもかしこも夕日スポットである。  夕日を何処で見るか? そんなことは決まってたけど、悩むふりして。

ここは、行合崎といって6月頃からニッコウキスゲの大群落が花を咲かせるそう。

 
 

 


 
前回は夏。 ここについた朝の時点で汗だくで温泉に浸かるのは気分的に無理だった。 でも後になって”二度と来れないかもしれないのになぜ入らなかったのか” と、とてつもなく後悔した。  やはり走り終わってこんな場所で汗を流して一日を終えるのがいいに決まってる。


  

  
 





温泉は塩っ辛くて鉄の香りが凄い温泉。  混浴露天は大阪のオバハンばかり。
そういえば、日本海側の吹浦は本マグロ漁の漁獲では青森で一番の漁獲高を誇ると聞いた。 
イカの漁獲高も青森は日本一である。  そんな感じの刺し身を摘みながら、一昨年のリベンジを果たした。



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