20130912

次の東北の旅



今回の東北の旅は震災で大きな痛手を負った岩手三陸を避けた。 
報道で伝えられるその姿は瓦礫こそ片付けられたようだけど、まだまだ復興には程遠い印象を受ける。 そこに行ってお金を落とすだけで応援することになるとも考えられるけれど、まだ物見遊山で訪れる気分にはなれなかった。 
 
 
夜、盛岡の割烹料理屋で岩手県産の食材をメインにしたコースを頂いた。 その中で出てきたのは握りこぶしほどもある巨大な岩牡蠣。 夏の岩ガキというと秋田や山形の日本海側のものがメインで太平洋側の岩手産のイメージがなかった。 おまけに2年前の震災である。 大将に聞けば、岩牡蠣の稚貝が残っていて三陸でも養殖が始まり、2年物でもこんな巨大なものが出ているのだそう。  
   
  
身も凄く大きいうえに濃厚。 申し分ないものだった。 
どうもテレビから流れてくる三陸のイメージとは裏腹にこの岩ガキを口にして喜びが湧いてきた。 三陸の海の豊かさ如何ばかりか。  こんな豊かな自然があればって三陸を避けていたその気持が口の中に広がるミルクの味に溶け出していった。
 
 
 

 
コースの最後。 稲庭うどんで〆たつもりだったんだけど、周りの常連さんらしき人たちがやたらと鰻を注文する。 それがまた肉厚で美味そう杉。 思わず、追加で鰻丼を注文した。 
  
  
大将との会話の中。 天然物の鰻の最大出荷地が青森の小川原湖だと聞いた。
いやいや、小川原湖って私が今回の旅で降り立った三沢空港のすぐ北側ではないか!
これでまたしても、東北に来る大きな口実ができた。


 
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