20121109

日光の紅葉と放射能汚染


 
いろは坂に入る何キロも手前から車列は連なり、上に行けば行くほど動かない。 ちょっと車列が開けば、我先にとそれまでのストレスを発散するように全開でエンジンふかしすぐ横をすり抜けていった。 
 
   
イライラするのは分かりますけどねえ、そのお陰でこっちは排気ガス臭いし、横をすり抜けられればヒヤッとさせられるし、快適なはずの紅葉ツーリングも霞みます。   

 
 

 


  
 

  


  
  


早めに山を下れば行きとは打って変わってスムーズ。
紅葉を楽しみながらリラックスして下れたからか、山肌の色づきも下り方向の方がずっと見事に見えた。
いつもなら車に追い立てられるようにして下る道も度々止まって景色を楽しんで見れば、紅葉に埋もれるようにちらちらと見え隠れする道路が山肌を這う蛇の様にも見えて素敵でした。  
  
 
 


そんな日光の有名食材といえば中禅寺湖のヒメマスである。 
そのヒメマスでも戴こうかと思ってきたのですが、そうは東電が卸しませんでした。 今年は中禅寺湖のマスの放射線量が100Bq を超え、すべて養殖物に置き換わって大変残念。 ワカサギはかろうじて70Bq 程度で中禅寺湖のものを食べれれましたが・・・ 
 
 

聞けば、東電は日光の漁協に補償費を支払っているらしいですが、私のような下々の者にまで及ぶ影響まで考えれば、それで責任を果たした気になっている様じゃ困ります。 



この前の長野天然キノコの放射能汚染もそうだったけど、地方に行く度に本当にこの放射能汚染の広がり、罪深さの一端を見ることになる。  それとは逆に東京、横浜など都市部にいれば検査にクリアしたものだけが市場に並ぶので放射能による食物汚染を意識する機会もなくなり鈍感になってしまう。 
最近は放射能汚染食品の報道も殆ど聞こえてこないけれど、それは無用な風評被害を避ける面もあるのだろうけれど、都市部人口の放射能に対する覚醒を封じ込める為にも思えてくる。 
  
 
 
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