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20151011

BIXXIS by Doriano

  
 
新鮮さのない話題
デローザのサイトを見たら”ドリアーノ若返ったん?” ってなるやん?
と思ったら長男クリスティアーノの息子=ウーゴの孫がチタン溶接の練習してる絵でした。

 
今までTITANIOCORUMを作っていたドリアーノはデローザから出て新しいブランド”BIXXIS”で新しい道を歩み始めたんですね。 デローザにチタンフレームがなくなったわけでもないにドリアーノがデローザを出たということはブランドを大きくしたい方針の長男と、自身の思い描くフレームビルディングを推し進めたかった次男の間で確執でもあったんでしょうか? 
   
     
  
  
  
  

  
   




  
    
     

Italian Cycling Journal  
http://italiancyclingjournal.blogspot.jp/2015_04_01_archive.html
4月のstelbel の記事は間違いなく見ているのにその2日前の記事には気づいてなかった。 何故だろうって考えたら地味すぎて読み飛ばしたとしか考えられない。 実際この”BIXXIS”ってブランド名そしてロゴデザイン、自転車としての姿 ・・・ どうなん?


by Doriano の先入観を取り除いて素な目で見てみるとヨーロッパっぽくない。 少なくともイタリアを全く感じない。 寧ろアメリカのフレームっぽい。 しかも、あまり逝けてない方のアメリカン。 ドリアーノもNEW YORKってTシャツ着とるし ・・・  私感ですけどニッチなオーダークロモリやチタン、しかもイタリアンバイクを選ぼうとする人間がこれ好きかなあ? 



BIXXIS を遡ってググルと6月には荒川あたりのライトなんちゃらとか言う自転車屋が販売権あるかのような書き方してる訳ですが、今はBIXXISJAPAN が販売権を持っているようであっさりやっつけられたのでしょうか。 今は商売の匂いを嗅ぎつけた輩たちの戦いを生暖かく見て楽しむのがいいのかもしれません。 まだ、始まったばかりのブランド。 今はクロモリフレームだけでお得意のチタンフレームもこの先の事のようです。 今後デザイン含めいろいろリファインされていくのを見るのもこの手の自転車ファンにとって楽しいように思います。 またその頃お会いしたい感じ。 



Related to:
https://www.facebook.com/Bixxis
https://instagram.com/bixxis/
http://bixxisjapan.com/
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20150430

内 勝 ち

 

  



KUALIS に出てました。 ”内勝ち”
 
ストレートチェーンステーなら踵のクリアランスやチェーンサック回避を考えるとこうあるべきだと思うのだけど、何故”内勝ち” がデフォルトじゃないのか? もしかしてこうあるべきではない理由があるなら知りたい。 意匠的には耳付きタイプDOの様に一旦縁を切れないから丸棒の曲面からDOの平面に繋がる不連続面の微妙な段差の納め方が難しそうですが。 

  
 
一度大楽車してチタンのハンガー曲がったことがあってハンガー修正する時にはハラハラしたの思い出します。 何故かってチタンは鉄と違って脆性破壊(脆=モロっと割れます)するからあるべきところだけはこれくらい分厚く頑丈そうなのがいいです。
 
 
 
あっ、、、タイムリーにこれOMEGA La Tintane と同じ ”Titanium & Gold”   


 
Related to:
http://builderslife.blogspot.jp/2015/04/rbs-ti-road-ready-for-paint.html
http://feticizm.blogspot.jp/2013/03/detail-of-baum-cycles.html
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20140604

Titanium thread galling



1998年製Merlin のケーブルアジャスター用受け金物。

穴にはタップは切られておらず、ちょっと変わっている。
 

  
  

この受け金物の使い方というと、その直線部分に6角ナットの1 辺をフィットさせ、ナットにアジャスターをネジ込み入れる。 ナットとそれにねじ込んだアジャスターはワイヤーのテンションでフレームに止まっているだけである。
  
 
どうしてこういう受け金物にしたのか? 単に当時はこういうのしかパラゴンさんが作ってなかっただけなのか? 不思議でいたのだけどちょっと思い当たることが起きた。 
  
  
 


一番ハードに使っている自転車のケーブルアジャスターのアジャストが効かなくなってしまいました。
フレーム側の受け金物なのか?アジャスターか?どちらか、もしくは両方のねじ山が摩耗したことは間違いない。 RD側でテンション調節もできるので、ワイヤーを外して点検まではしてないのだけど、”チタンは摩耗に弱い ” ことを思い出しました。 
 
  
 
摩耗に関する性能を表すのが何なのがよく知らないのだけど、もしそれが表面硬度ならチタンのピッカーズ硬度≒300Hv に対してアルミ製アジャスターに硬質アルマイトやタフラムが施されていたならその硬度300~500Hv。 ならチタンの側のねじ山が摩耗してしまったこともありえる? Old Merlin の受け金物の仕口はこのようなことを想定したものかもしれないと思いだましした。 思い当たる例で言えばステムのハンドルの固定が緩み、増し締めしたことが複数回有るのはチタンステムのみ。 チタンの穴にステンレスのボルトをねじ込むタイプだったりします。 もちろん、ブロンズ色の憎い奴を塗布して組んでるんですよ。 
 
 

もしチタンのスレッドが摩耗していたら・・・直しよう無いよね



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20130416

Merlin Titanium Bikes Reborn


 
いつのまにか復活してました。 http://merlinbike.com/

 
 
インターネット専業リテーラーCompetitive CyclistMerlinブランドを買ったということで、台湾あたりで安く作らせて名ばかりのアメリカンバイクになるんかなぁと思ってたけど違ってたみたいです。
伝説的なアメリカンバイクMerlin のスピリットを復活させるべく元Merlinの職人やらと協力したっていいますから。 


当然 Made in the USA  Made of US-sourced titanium
 
 
 
今のところ吊しフレームだけみたいですけど、ジオメトリーが目新しいって思いました。 
と言うかアメリカンっぽくない。 特にちびっ子サイズはイタリアンレーサーっぽいジオメトリーで、流石ヨーロピアンバイクを沢山扱ってるリテーラーがプロデュースしただけのことはあるって思うと、CSがちょい長なのはTom Kellogg 時代からの伝統、そしてBBが低めでアダルト風味もする。 このジオメトリーでブランドが目指す方向性を少し感じました。 ヘッドバッジも分厚くて質感高いですね。
 
 
 
Related to:
http://feticizm.blogspot.jp/2011/09/merlin-titanium-bicycle.html
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20130313

Detail of BAUM CYCLES




先日、DE ROSA TITANIOのストレートチェーンステーが気に入らないと書きました。
http://feticizm.blogspot.jp/2013/02/1yr-w-de-rosa-titanio.html)  
ストレートチェーンステーはアウターギヤとステーとの間隔が狭くなりがちなのでチェーンがサックすると厄介なのと、拘束度合いが高くないクリートの場合踵が動いてチェーンステーに接触してしまうというのがその理由。
  
 
 
只、ストレートで作ったほうがシンプルでスマートと見ることもできる訳で、上記のような欠点が克服されるならばストレートステーもやぶさかではない。
以前から何故、チェーンステー、シートステー共にドロップアウトに対してパイプを外に出して蓋をする様な意匠になっているのか ? 内側に出っぱらしても問題ないんじゃ? と思っていたのですが、まさにそんなディテールを見つけました。
 
 
 
これは、BAUM CYCLES のディテールでパイプの出っ張りを内側に出しています。 これだと、ストレート形状でも踵は接触しないでしょうし、タイヤクリアランスさえクリアすればチェーンサックに対してもそれほどシビアではにように思います。 
もっとも、ドロップアウトの形状が一枚物を切削したタイプではなく耳がついたタイプなので、パイプをドン突きで溶接できて外見上キチャナく見えないとかあるのかもしれませんが。。。
 
 
 
このオーストラリアのビルダーはアメリカ系とは毛色が違うペイントも目新しいし、こういう他にはないディテールを見ても、エンタープライズ精神を感じます。
ちょっと驚いたのは、ステンレス管のフレームビルディングの改良に関する協力においては、Reynolds 社に選ばれた世界で2つのビルダーの内の1つだそうで(もう一つはIndependent Fabrication)、技術的なこと以外にもそういう精神が選ばれる理由になっているのかもしれません。


 
Related to:
http://feticizm.blogspot.jp/2011/04/baum-titanium.html
http://www.baumcycles.com/
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20130223

Speedwell Titalite on ebay









ついに出てきました。
http://www.ebay.com/itm/70s-speedwell-titalite-titanium-/261171005703
世界初のレーシングチタンバイク。 Speedwell Titalite
もうミュージアムピースといってもいいでしょう。
 
 
 
サイズがあっていれば欲しいと思うくらい。
只、サイズがあっていたとしてもこういう物は色んな意味で難しい。
説明で 「貴重なバイク」 だと連呼すればするほど、そんな貴重なものを手放そうとするときに、こんなショボイやっつけ写真で済ましちゃう人が本当にちゃんとケアしてきたのか? なんて疑心暗鬼に陥ってしまうのですから。
 
 

Related to :
http://feticizm.blogspot.jp/2012/04/speedwell-titalite.html
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20130211

1yr w DE ROSA TITANIO


 

チタニオのフレームが届いて約1 年経ちました。
届いた当日の事はよく覚えています。 普通ならフレームを買った時にはワクワクして早く組み立てたくなるものだけれど、チタニオのフレームにはまるで興奮しなかった。  DE ROSAとデカデカと書かれた箱から出てきたフレームの仕上げは今一つだし、もしかして偽物じゃないか?とも思った。 そしてあまりの萎えように使わないでヤフオクに出してしまおうかとさえ思ったのです。
 
 
  
そんなことで結局2ヶ月近く元の箱の中に入ってもらうことになる。 その間にミガキロンZで磨き(http://feticizm.blogspot.jp/2012/07/de-rosa-titanio-refinished-with-z_26.html)なんとか並の仕上げにし、ようやく組み立ててもいいかなと思えるようになった。  それでもまだ冷静なままで、もし乗って気に入らない時はすぐにバラして売れるようにと剛性が低めという付属のフォークは温存し、手持ちの高剛性フォークを組付け、 往々にしてチェーンサックしてしまう嫌いなストレートチェーンステーだった事もあってチェーンサックガードまで念入りに装着しました。 (金属板でないとあきません)
 
 

ところが、乗ってみたチタニオは出足はいいし、かと言って上でもスムーズという出来の良いNAエンジンのように自然なもので予想以上。 すっかり気に入って何台かあるロードの内一番取り出しやすい位置 = 一番乗るロードになってしまいました。
結局、純正に換えて装着した高剛性フォークは寧ろそれで良かったようだし、チェーンサックガードに付いたチェーンとの格闘傷を見れば、このガードもつけておいて正解だったようです。
   
  
 
さて、このフレームで嫌いなポイントは今もストレートチェーンステーなんですが、CORUM NEO PRIMATO もストレートチェーンステーのようで、DE ROSAには何かこだわりでもあるのでしょうか? 今から思うと、ファクトリーでクリスティアーノにでも聞いておけばよかったと思います。
 


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20121204

Lotto Adecco Litespeed Vortex

Lotto Adecco  McEwen's Litespeed Vortex


1994年ゲビス・バラン チーム(Gewiss-Ballan team)でデローザ・チタニオ(De Rosa Titanio)がメインバイクとして使われてから8年後の2002年。  グランツールにおいておそらく初のチタンフレームの完全フル参戦がロット・アデッコ チーム(Lotto Adecco)の Litespeed であった。  
 
 

2002年頃はまだフルカーボンではColnago C40、 De Rosa KING、 Giant TCR、 Look、 Trek 位。  Pinarello Princeの評価が高く、アルミフレームにカーボンバックのスタイルが多くを占めていた時代である。 クロモリはすっかり駆逐されフレーム素材はアルミ、カーボン、チタン、マグネシウム。   ヘッドのオーバーサイズ化が終わって、ヘッドセットはインテグラルに変わりつつあった頃。 技術革新でバイクが様変わりする課程で百花繚乱という状態だった。   



この年Lotto Adeccoチームからは、スプリンターであるロビー・マキュワン(Robbie McEwen)が第3ステージ、及び最終20ステージのパリのゴールで優勝、そしてポイント賞(マイヨヴェ-ル)獲得。 マリオ・アールツ(Mario Aerts)は山岳賞2位、クリストフ・ブラント(Christophe Brandt)が新人賞3位を獲得した。  この活躍によって、Lottoチーム翌年のチタンバイク継続使用を期待させたが、2003年はEddy Merckx のスカンジウム機材での参戦となり、チタンフレームのツール・フル参戦は2002年が最初で最後の年となった。


 
シャンゼリゼの優勝ゴールを飾ったマキュワンのバイクがフル6/4Ti Vortex  
Lotto Adeccoチームの26人中カスタムジオメトリーは僅か9台。 多くの選手が所謂吊しのフレームで戦った。 (Litespeedの技術者もこの事実にジオメトリーについて自信を深め、様々なヨーロッパメーカーへのOEM協力等で得た物が大きかったと語っている) そのマキュワンが乗ったタイプは市販と全く同じストックサイズ53cmで2002年型。 これは偶然にも私のサイズだったりしてムムムッと食指が伸び、おまけにボトルケージも当然Tacxでしょと影響を受けてしまうのですが、特段マキュワンが好きなわけでも無く取っ掛かりにしてしまうのは完全にアホウに違いありません・・・



          http://feticizm.blogspot.jp/2012/04/speedwell-titalite.html
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20121106

サイクルモードにて

  
 
 
  
  
サイクルモードですら多くないチタンバイクの中で、更にニューモデルとなるとほぼない。
そんな中2013モデルのNEW ARCHONが早くも試乗車として用意されてました。
正確にはARCHONの名は消えシンプルに T1。 ヘッドチューブは44mmに、そしてBBPF30規格になっていた。  素材自体の進歩はないし、大口径化による高剛性化は当然の流れなんでしょうけども、BBなんぞは規格が乱立して面倒だし、私個人的には殆ど恩恵がない変化なのですよ・・・
 
 

それよりARCHON でもっとも特徴的だったトップチューブ&ダウンチューブをヘッドチューブに巻きつけるProprietary WRAP Technology なる技術は44mmヘッド採用とともに姿を消しヘッドチューブに普通にドン付きになって加工手間は減ってるのでは?  もっとも今後、この44mmヘッドにまでトップチューブ&ダウンチューブを巻きつけてガンダムみたいになっていく ・・・ 等と出し惜しみ的に今後やることを残しているのかもしれません。  
 
 
 

 
会場内はどちらを向いてもカーボンばかり、そしてどいつもこいつも台湾、中国製の中 EASTON のブースでホイルに付いたタグ ”MADE IN MEXICO” が目に止まりました。
EASTON のハンドル、フォークなどカーボン製品には恥ずかしげもなくMADE IN CHINA” と書いてあるのでホイルも中華だと思いきや、EC90カーボンホイルからアルミホイルまで、アルミ製MTB用ホイル以外はずっとメキシコ製だったようです。



イーストン曰、 メキシコに工場を構える利点はアメリカ西海岸から近くマネージメントし易い、税金優遇、そしてメキシコではホイルの製造を独占しているから、アジアよりも人件費を多く払っても、アジアのように従業員の入れ替わりが激しい場所での知的財産、企業機密の流出がなく恩恵が大きいことだとか。
イーストンにとってホイルは中国では作リたくない大事なものという位置づけのようです。 



Related to:
http://read.dmtmag.com/i/75893/16
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20121018

God in the detail - Firefly bicycles

  
  
  
  

Fireflyのドロップアウトのデザインに元Merlin 出身の片鱗感じるわぁ
節制の効いたデザイン加減はMerlinの方が好みやけど。
 
   
   
 
 
 
via  Firefly Bicycles

  
と思ったら、新しいエンドが載ってってます。
やり過ぎ感もあるけど、大胆にCNCカットした上にこれだけのテーパー加工してる例ってあるかなあ。
見れば箇所によってテーパー幅を変えていて明らかにただのテーパーにあらず。 角度によってテーパー部に反射する光がうつろうことまで考えてるでしょうよ。  自分だったら、デカールとテーパー部をちょっとばかりポリッシュして ・・・ とか想像広がる。 
  
 

無塗装、無垢、そして素に美しいチタンだからこそのディテールまで抜かりないスペシャル感はこの手のフレームを選ぶ人には訴求ポイントになるだろうし、それがブランディングにも繋がるでしょう。  実際のところ、私も全体との比率で言えばとるに足らないディテールに引っ張られその物が欲しくなることが結構あります。  
  
  
 
  

  


 
エンド部だけじゃなく、そこから繋がるチェーンステーの形状、溶接の始点、終点まで気が遣われていたり、蓋なしのスマートな内蔵ワイヤーのイン&アウトレット処理  ・・・ 作り手の性格とか考えはプロダクトに現れるし、そのプロダクトからは作り手のパワーが溢れ出る。  決して装飾的である必要はないけど、沢山のディテールで迫られると好き嫌いを超えて力を感じます。 
 


”God is in the details”  Mies van der Rohe


Related to : http://feticizm.blogspot.jp/2011/10/firefly-bicycles.html
          http://feticizm.blogspot.jp/2012/04/blog-post_27.html    
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20120930

Litespeed Archon T1の誤解



以前Litespeed Archon T1について書いた。
http://feticizm.blogspot.jp/2012/01/litespeed-archon-t1-bb.html
 しかし、一部誤解で書いてしまっていたようだ。
  
 
 
  
 
ヘッドセットが装着されていたり、金属製のバッジが付いていたり、端部がフレアしていたり、なかなかヘッドチューブにペタリと定規を当てることが出来るフレームが無いのだけれど一本だけあった。 
これはSerotta のフレームでこれだけ細いT&D チューブの溶接でさえヘッドチューブが前凸している。


何故あらためてこんなことを始めたかと云えば・・・



via Builder's Life
 

KUALIS Cycles のブログに興味深い記事がある。
それによれば通常チタンの溶接熱によるパイプの反りはこの程度では済まないとある。
試しに、所有している他のフレームのBBも何本か見てみたら全て凸っていた。 フレームパイプの中で一番厚いBBシェルですら反りが出るのだから、BBより長さもあって更に薄いHT が凸るのは当然と思い至る。
 



不思議なのはLitespeed である。
私がこの件についてLitespeed に問い合わせをしても全く返答せず、散々せっついて代理店経由で寄こしてきた回答が何故 「全ては意図的にそうしている」 だったのか?
「熱でこの程度の変形はどのフレームにも起こりえる」 と事実を答えれば済むものを・・・。 
製作方なら普通に事実を答えるだろうから、クレームに逃げ腰な上によく分かってない事務方が適当に答えたのだろうか?
不誠実な返答をしても不信感が深まるだけで何一つプラスにならないことをわかっていない。
 
 
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20120921

De Rosa TITANIO by Doriano



「今日は生憎土曜日だから生産ラインは止まってるけど、それでも良ければ工場内案内するよ・・・」
デローザ家三男のクリスティアーノに招かれた工場内は静まり返っていた。  見れはその中にただ一人黙々と作業をする男がいる。








  


  


広い工場内、訪問者には一瞥もくれず一人パイプと向き合っている
治具にセットされたパイプ同士のフィッティング見てはヤスリをかける。
何度も何度も治具とバイスの間を行ったり来たり黙々と同じ作業繰り返す。
熱で微妙に変形するところまで考慮してヤスリがけするそうのだそうで、ヤスリがけ位までは人にやらせてると思ってたけどそんなことはなかった。


チタニオは納期を決めた商売でもなし。 
工場が休みの日までこうしているのは彼はきっとフレーム作りが好きなんだろう。
職人ドリアーノのイメージはマスコミが盛って作ったものだと思っていたけど強ち嘘でもなさそうで、広い工場にあってこの一角だけが昔のフレームビルディングのイメージを残す工房に思えた。





ひと通り工場を見て、去り際に 「チタニオはよく走るよ。今日は有難う。」 と手を差し出すと、チラッとこちらに目を向け口元が緩む。  ドリアーノも少し手を出したところで 「あっ、今手が汚れてるんだけど ・・・」 とポロシャツで手を拭って握手に応えてくれた。
  

「よく走る」と言ったのはお世辞じゃない。 ありきたりなパイプを溶接しただけに見えるそれは、期待に反して実に 「アタリ」であった。 期待に反してというのは本当で、たとえオーダー品でも 「アタリ」 と思うことなど稀だと思っているから驚きだったし、そのことがここに寄る切掛にもなった。
1300g程もあって軽くもない、特別なパイプを使っているわけでもない、仕上げが素晴らしいわけでもない ・・・ 何らスペックで誇れるところのない古臭い4 気筒のAlfa Romeoに痺れるのと同じなのか?イタリアンは奥が深い。 マッキナもビチクレッタも女性名詞なわけで乗らにゃ分からんというわけです。
 
 
 


アルミやクロモリ溶接用のコーナーもあって、そこでドリアーノには聞きにくい質問をクリスティアーノに振ってみた。 「今、チタニオはドリアーノ1人で作っているそうだけど、ドリアーノだっていつまでも作れるわけじゃない? チタニオの生産を止める時はドリアーノ次第ってこと?」  その質問に、クリスティアーノは怪訝な顔をして 「そんな心配は要らないよ。その時はその時で技術者は他にもいるし、いつまでも作り続けるよ。」 ・・・・ Ti TIG溶接の技術をドリアーノ一人で抱え込んているように見える現状を見るとそれが上手くいくのか?そこまでは聞かなかった。



Related to : http://feticizm.blogspot.jp/2012/09/de-rosa-factory.html
          http://feticizm.blogspot.jp/2012/06/de-rosa-titanio-mentor-on-tig-welding.html 

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20120818

Bianchi Titanio Reparto Corse

  
  
  

 
 


これは珍しいバイク。
96’にパリルーベ用に用意されたフルサスチタン製ロードバイク。
チェレステをまとったメガパイプなのでアルミっぽいけどチタン。
トップチューブのレバーはリアサスのロックアウトでしょうか。


日本で一度だけ見たことがある。 オーナーさんは横尾双輪館でかなりの額だったとか言ってたな。



Related tohttp://www.ebay.com/itm/271031379697
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20120726

De Rosa Titanio refinished with ミガキロンZ



サイクルモードなどで実物見ては感じてはいたけど、こうして近寄ればますますDe Rosa TITANIO の仕上げが美しいというのは都市伝説だと分かる。  溶接ビードはなかなか綺麗だけど表面仕上げは今ひとつ残念。  磨きがいい加減なのか?雑なのか?もしくはわざとなのか?  チタンらしい鈍い輝きというよりはくすんでいると言った方がいい。 



それもそのはず磨き傷は四方八方で光が乱反射していて、これはブラッシュ仕上げ?って





萎えたまま乗る由も無いと、いつもチタンフレーム磨きで重宝しているミガキロンZで全身ゴシゴシと研磨しましたら明らかに乱反射のくすみは遠のきチタンら しい輝き。  やはり磨くなら単一方向に目を整えたほうがいい。 それに簡単に目を整えただけで愛着が湧いて来ますし (写真は下半分が磨いたところ)





さて、そのくすんだ仕上げが、意図的にそうしているのか? 雑だからなのかの答えがBB周り、ヘッド周りに見ることが出来る。



ジャンクション部のTIG溶接近くにはワイヤーブラシの跡?まで残ったままになっていて、これはやはり拘るところと拘らないところがえらくアンバランスなイタリアンらしい仕事。  
そのことをBici Classicahttp://www.biciclassica.com/index.html)のイタリア人店主Luigi Velati 氏と話してたら 「Titanio ? 塗装してないのは仕上げ汚いしプロトタイプって感じちゃう。 そもそもイタリア製やし」 ・・・・ 「えっ?」 



Related to :  http://feticizm.blogspot.jp/2012/08/blog-post_11.html
         http://feticizm.blogspot.jp/2012/06/de-rosa-titanio-mentor-on-tig-welding.html  
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20120721

韓国のチタンバイク



ふと立ち寄った食堂に3台、すぐ隣の店にも3台、計6台ものチタンバイクが停車していて腰を抜かした。
これは平日昼間、もちろんチタンオフ会とかでもない。 



最近では日本でもチタンバイクが多くなって一日走れば、多い日なら2~3台は見るようになった。
ほんの5年前には月に1回見るか見ないか位だったからずいぶん増えたのだと思う。
とはいっても、韓国のチタンバイクに出会う頻度には足元にも及ばない。  
一日サイクリングロードを走って優に100台以上!!!のチタンバイクに出会ったのだから。



そういえば以前阿蘇山を走った際に、韓国人ツアー客から「自分はSEVENに乗っている」 と親しげに話しかけられたのを思い出す。











見たところ台湾?中国?のチタンフレーム:40%、Litespeed:20%、SEVEN:15%、MOOTS:15%、IF:10% という感じ。  これほどたくさんのチタンバイクに出会った国は無いし大規模な自転車ショーでもこれだけのチタンバイクに出会うことは無いだろう。
ちなみにこの日見たチタンロードはわずか2台っきりだったから殆どはMTBということになる。



この平日の昼間にある程度の年齢の男性が乗っているチタンバイクの特徴はほぼ同じ。 
すべてに最高級パーツが奢られ、チタン製ステム、ポストはお約束。 場合によってはスポークまでチタンもある。 





女性のチタン率もかなりのもので、こんなのがまるでママチャリの様にサイクリングロード際に停めてあったりもする。 この Indy Fabなんかスタンド付という迂闊な感じ全開なのがいい。 そしてこの女性オーナーはというと土手下に座ってビールをプシュッと開けているところ。   



日本でも男の趣味任せでこの手の自転車に乗って男の後ろについて走っている女性は偶に見るけど、ええ歳のオバハンが一人でIF乗って川沿いに来てビール ・・・ この肩の力の抜けた感じ、そしてパーツのセットアップが熟年男性のようにコテコテ過ぎないところも余計に自転車スタイルの成熟度の高さを感じる。





プロショップにて。 
Serotta、MOOTS、SEVEN、Litespeed、Ibis ・・・ サイクリングロードであれだけのチタンバイクが走っているのだから韓国のチタンバイクマーケットは世界でも有数のものであることは想像に硬くないし、この程度の在庫も普通に思えてくる。  ためしに値段を聞けば日本の価格の70% 程。(消費税10%なのに・・・)



MTBばかりのチタンバイクだけれど、その殆どはスリックをつけてサイクリングロードを走る仕様だそう。 何故ロードではないのか?と聞けばMTBブーム(と言うのがあったらしい)の時から乗っている年配層はロードの前傾スタイルが体に負担が掛かるというイメージの人が多いそうでその後もMTBを選ぶ。 そして最近乗り始めた若い世代はロードレーサーを選ぶようになって二極化しつつあるとか。 
確かにサイクリングロードも夕方になれば、通勤者?なども激増し日本で見るようなカーボンやアルミのロードレーサーも増えMTB率、チタンバイク率は少し下がる。  ロードが少ないから当然なのか?日本では雑草のように居るイタリアンブランドもCOLNAGO 2~3度見た程度、Pinarello DeRosaも一度も見かけない。 TommasiniMTB !? なんてのを見たけど・・・ 
と、同じ自転車ブームのお隣の国では日本とはまるで違うマーケットが存在するのであった。 


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20120615

TELEDYNE TITAN テレダイン



最初期のチタンフレームの1つテレダイン(TeledyneTitanebayに出てきた。 
SPEEDWELL社より遅れること2~3年、Barry Harvey なる人物が関わりTeledyne 社より 75年頃からリリースされたチタンフレーム。 



SPEEDWELL社のチタンフレームは単にクロモリをチタンに置き換えただけと言った風情だけれど、このチタンフレームはちょいと違う。  今ですら工房レベルではこれと同じものは作れないだろうし、これが40年近くも前に作られていた事に驚く。 





「我々は単なるチタンフレーム製造に参入した会社ではない。宇宙航空機産業でのチタン工作物製造の経験を生かしたフレームはこのマーケットの他のどのフレームよりも優れている」 
過去の記述によれば特にフロント周りがかなり柔らかかったそうだけれど、細部を見ればその先進性と、とてつもない手の掛かりようで目を見張るばかりである。



例えばダウン& トップチューブの大口径化。 当時はシフトレバー台座をパイプに溶接するのもままならない時代で、バンド式のレバー台座、ワイヤー用を付ける為に、あるべき部分の口径を小さくする凝りよう。  応力集中がおきそうだが、必要に応じて各所スリーブを入れて強度を増しているという。   クロモリですらエポックな大口径パイプを使ったMASI  Volumetrica80's 。 それより遡る70'sにしかも加工性が悪いチタンでこんな事をしでかしていたと思うとエレクトしてしまいます。



また、今でもチタンフレームのクラックが多いシートクランプ部分はシートチューブにスリーブを加えて強度を増す。 そしてそこに取り付くシートステイ位置も先進的。  後三角を小さくする為にスリーブの低い位置でシートステーをガッチリ溶接している。  今ではなんの違和感もない位置だしガッチリと溶接してることなどごく普通だけれど、オールクロモリの当時はシートステー端は笹葉の蓋だとか、チネリ型だとかピン接合に近いものでガッチリとした接合ではない。



そして今ではごく当たり前のストレートドロップアウト。 これもチェーンステーを短くして後ろ三角を小さくする為だという。  ロードですら90's 始めまではホリゾンタルドロップアウトが主流。 ましてや70's にストドロとはどれほど先進的だったのかと・・・ まずその前提として、車軸の調整が効かないから精度の高いフレームである必要がある。(昔は中心が出ていないフレームなどよくあって、やろうにもストドロは無理だったのかもしれません) 
更にエンドやチタンフォークのクラウンは精密ロストワックス形成ときていて、技術力がなければ為し得ないディテールそして先進性である。



残念ながらBarryTeledyne社を離れた76年には製造を中止してしまったが、もしリファインを重ね当時のアメリカが今のように欧州のロードレースに盛んに参戦、このバイクがグランツールにエントリーされていたら ・・・・ と頭の上には吹き出しが出まくりまして床の間用にでも欲しくもなるってもんです。  



Related to http://feticizm.blogspot.jp/2012/04/speedwell-titalite.html  
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