久しぶりの東京近辺でのサイクリング。
でも、旅情的な要素も欠かせない。 そんな時には手っ取り早く都内の糞田舎風情最右翼、小山田辺りがお誂え向きである。
まだあった・・・・
このバス停の待合所は昔の姿をそのまま残す日本でもかなり珍しい物ではないか? 中の看板は筆書きの古いものだし、電話以外に電話が普及する前の有線なる番号も書かれ、この待合所の裏に貼られた最新の改修の記録には「昭和38年」 とある。 すなわち51年前。 最新の改修がそれであるから、それより昔に建っていたことは間違いない。
雨露に晒され放題なのに51年間も改修もされず公共の用途に使われる待合所などあろうか? 見ての通りボロで台風などでいつ倒壊してもおかしくない様な代物。 なのに取り壊されることもなく、 こうやって現存しているのは、何か止事無き理由でもあるのか?と勘ぐりたくなるくらい。
中に書かれてある屋号は、仕出屋の『魚儀』、萩生田産業と生まれ変わった『萩生田木材』など、今も元気に営業されているところもあるのだけれど、消滅してなくなっているものも沢山ある。 こうなると誰もこのことには触れたがらず、そのオーラは不良のガキどもをしても落書きすら許さないアンタッチャブルソーン感半端なし。
嘗て小山田氏の関所があったとされる関屋の切り通し、そしてそれに続く田舎道。 ほんとうに都内に居ることを忘れる。 実際、この辺りの里山風情を初めて見た時の感動はいまだ忘れられない。 そして久びさにここを走って変わりなくこの情景があった事に胸をなでおろしました。
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