またこの道、長野県道401号に来た。
アルプスを見据えながら山里を繋ぎながら走る道。
すっきりと晴れた午前中、北アルプスが順光を浴びている時間にここを走りたかったからです。

走っていて、こんな美しい里山の風景がある日本を誇りにすら思えてきました。
最近よく大震災被害想定など報道されふと考えるのですが、スクラップ・アンド・ビルドを散々繰り返してきた東京が壊滅的にその姿が失せたとしても、その景色の変化にはさして思うこともないように思います。 でも、時間を掛けて作り出されてきたこの美しい風景は失われてほしくない。
只、それも敵わぬ夢かもしれません。
この道を走ると道すがらにはこういう電動の一人乗り座椅子的な車が畑の際に止めてあるのをよく見る。 家から畑までの移動はこの電動車で来て、機械化もままならない斜面では畑仕事に精を出すというわけです。 というのも畑で働いている方は皆高齢。 長年の畑仕事で腰が曲がっている人が大半に見える。
里山というのは人の手が入った自然風景。 この人達が守ってくれているから存在しえている。
高齢化が更に進み後継者もいない。 「20年後はどうなってるかねぇ。 こんな所で畑ができるのは良い水があるから。 でも、ほんといい空気と良い水しか位しかないところ・・・」 畑仕事のおばさんの言葉がのこります。
401号から山を超えて鬼無里、さらに大望峠から戸隠、そして長野方向。
幹線を外れればやはりいい景色。 戸隠の猛々しい岩肌、見事な棚田、そして、エピローグは山間から長野市街のビル群がキラキラと輝いてました。
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http://feticizm.blogspot.jp/2013/05/401.html
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