20130530

TRP HY-RD


 
TRP HY-RD このワイアー x ハイドロのハイブリッドディスクブレーキいいですね。
以前コラムのハンドル下に装着しワイヤーの引きをハイドロに変換するTRPからParadox なる装置が出てましたけど、タンクをキャリパーに抱かせる手があったかと間から鱗が落ちる思いです。
 
 
 
現在、シクロクロスはワイヤー引きのAvid BB7 ディスクブレーキを使っているのですが、不満がないわけではありません。 それは効きではなくてパッドとローターのクリアランスの問題。 特に長い距離を下った後など、ローターにパッドが引きずる現象が起きる。 熱の問題なのか? 時間が経つと直っているようなこと。 
 

 
そこで油圧ならセルフセンタリングデュアルパッドでクリアランスの問題は解決されること請け合い。
何よりもいいのは、油圧対応のSTIレバーを用意する必要もなくキャリパーボトルオンで油圧キャリパー化できるし、デザイン的にもAvid BB7 よりずっとスマート。 場合によってはロードバイクのフォークをディスク用に換えフロントのみディスクもありだと思います。 ワイヤーによるフリクション、アウターケースの圧縮などフル油圧のダイレクト感には及ばないのでしょうけど、今までAvid BB7 を使っていたわけですからそこは不問です。
 
 
 
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20130527

金沢八景辺り


 
まったりと三浦方面に歩を進める時には、ゆったりと8時ころ家を出ます。 
まあそうすると、横浜あたりで小腹が空いてきて、更に湾岸線をひた走り金沢八景あたりで空腹マックスになるわけです。  時はちょうど10時頃。そうです。おやつの時間なのです。
 
 

いつもこの辺りで、良いスイーツ屋がないかと思いつつも近くの柴漁港で穴子丼を食べてみたりして、結局昼ごはんにはお腹がすかないとか中途半端になってました。  と、まじめに甘味処をググって出てきた Au Petit Matin なる店。  ロケーションは山に囲まれていて辿り着けそうで辿りつけない陸の孤島的な場所にある。 そんな場所ですから当然なのですが、駅前の雰囲気とはまるで違うゆったりと落ち着いた雰囲気。  ラムシロップ麗しいサバランもおいしゅううございます。
  
 
 

 
そしてそのパティスリーで感じ入ったのがこちら。 珈琲の氷。
上野あたりの老舗の純喫茶では珈琲が薄まらないようにとこういった気の効いた冷コーを出す店がありますが、本格的なパティスリーでこれは産まれて初めて。
 
 
ちょっとしたおやつ休憩のつもりでよったものですから、最後に残った冷コーをグッと飲み干して立ち去ろうといたしましたら、中から珈琲氷が現れたじゃございませんか。 
私と言ったら、この氷に感動すると共にこのコーヒー成分を残したまま立ち去るのはもったいないであるとか・・・、噛み砕いて食べるには氷がでかすぎるであるとか・・・ でも、せっかくだから溶ける氷を待ちつつジワジワと飲んでいこうかであるとか・・・  でも、それじゃ11半頃にオープンする魚貝のランチタイム出遅れて混んでしまうであるとか・・・  頭がいっぱいになってしまいまったのです。
 
 
こういう時に根の貧乏がでてしまいます。
 
 
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20130524

長野県道401号


 
自転車に乗っていて速すぎると思ったことなんて無い。
その気になれば歩く程のスピードで走ることも出来るのだから、そう思う方がおかしいようにも思う。
でも、自転車を曳いて暫くテクテクと歩きました。
春の景色とともに土や草の香りを嗅ぎ、天を仰ぎ太陽の光に幻惑されたい気持ちになったからです。
  


 
  




 
 






 

 
 

  
長野まで来て国道など幹線を走ってもまるでつまらなくて山沿いの道に入りました。 
そこはこれぞ日本の里山という長閑な山村を繋ぐ道。 カーブを曲がるとちらちらと北アルプス、逆方向には白根山、走るだけで癒された。  
 
 
 
長野と白馬を結ぶ幹線R406号と、大町街道の間、山間に通る県道401号及び406号という道。
県道とはいえ関東近辺で言えば林道のレベルの道が長野まで30km続いています。 
振り返ってみれば、高崎から軽井沢、草津、長野、白馬と繋いできた道でこの道が一番良かった。
ところどころにある棚田が水をたたえた時期、そしてスッキリと北アルプスが浮かび上がる午前中また来たいと思いました。
 


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20130520

嶺 方 峠



善光寺。 

朝から良い香りが横を通り過ぎていきます。 
私はその瞬間、いつもの口呼吸をやめ咄嗟に鼻呼吸に切り替えている自分に気付きました。
 
 

 

 
 

  
 

 
 

 
この景色。
トンネルに切り取られた額縁の絵ような景色がここにあることを知っていてもやっぱり感動できる。
そんな場所。
 
 
今や長野から白馬は西街道から大町街道経由で行ったほうが余程スムーズにに早く行けるのに、わざわざR406経由で白馬に至る車も多いし、道も良くなくて行程はそれ程楽しいわけではない。
そして、流石名物峠。 車やバイク、自転車が引っ切り無しに来る。 そんなことで人は沢山だし額縁にフレームインするような場所に駐車する輩も絶えないしで手垢の付き具合は半端ない。 そしてその手垢の付き具合はこの5年程でどんどん激しくなっているようにも思います。
 
 
それでも、また来たくなる。
 
 


  
 


峠を白馬に下りおりました。
それは長野名物の蕎麦でもお焼でもなくグリンデルの自家製厚切りベーコンを食べるため。
塩っけはマイルド、 燻の香りが鼻腔に広がった。  
 

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20130517

軽井沢から長野


 
軽井沢から長野 ・・・ R18号を高原を繋ぐ道なのだから爽に違いないという妄想を携えて来たんだけどまるで違ってた。  車は多いし、向かい風の強風がずっと吹いていて大型車が来る度に空気の塊が飛んできてガードレールに弾かれる。 危ない事この上ない。
 
 

道の下調べも無いしそんなものかと思っていたところ、海野宿入口という看板が目に入った。
そこは江戸時代にリタイムスップしたような雰囲気のある宿場町跡。 国の重要伝統的建造物群保存地区だそうで中に戸境の防火壁 「卯建」 が立派な民家が軒を連ねていていた。 今まで走ってきた国道とはあまりにも雰囲気が違っていて砂漠の中のオアシスに辿り着いたような気になる。 国道など主要幹線や鉄道が直ぐ側に通っていてここまで町並みが保存されている事は奇跡的なことだそうです。
 
 
 
   
  
   

 
シンプルに「長野」
海野宿の後R18号を走る続けるのは堪らんとスマホ調査してみましたら千曲川沿いに長野まで千曲川サイクリングロードというのがあったのです。 
渡りに船とはこの事。 これはいい。
 
 
 

  
千曲川サイクリングロードを走っていたら姥捨の看板があった。
そう、ここは棄老伝説で有名な姥捨山である。 
長野自動車道で松本から長野に向かう時この姥捨山から見下ろすように輝く長野の夜景がとても綺麗だったことを思い出して思わず登ってきた。  
 



 
  


 


姥捨地区では市街地を見下ろす様にあるその不整形な棚田が立派でした。
田起こしは終えており、後は水を張って田植えを待つばかり。
月夜にはそれぞれの田の水面に月がその姿を反射する「田毎の月」として、松尾芭蕉や小林一茶など多くの俳人の句の題材にもなったそうである。 そう聞くとまたその時期に来たくなってしまった。
   
 
 


姥捨山からは再び千曲川サイクリングロードへ戻る。
長野までもう距離はなく傾いた日が千曲川にキラキラ輝いていてもう凱旋気分。
志賀草津道路を越えて長野に入る事は敵わずだったけれど、これはこれで良かったと・・・




 
夜、空腹で挑んだ中華。
何度か来ている長野駅近辺でやっとアタリと思える店に巡りあった。
旨い、安い、小奇麗、素晴らしい。
お陰でその後の2週間で3度来ることになったのです。
 

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20130515

山の天気


 
  
  

 
  
   
  

 
朝、天気予報に反して外は雪。  
気温2度。 更に6度ほど気温が低い渋峠は通行止めになっていた・・・。  志賀草津道路が通行止めとなると長野に至るルートは鳥居峠を越える長野街道か、千曲川沿いを走るか・・・ 
   
 

0℃に近い中、草津から雪の中をダウンヒルする気もなくあっさりバスターミナルに向かいましたらあと5分で軽井沢行きのバスが出発するというアナウンス。  
席につき 「雪だもの仕方がない」 と自分に言い聞かせわずか10分。  
あれよあれよという間に雲は遠のき長野原の遥か手前で外は芝桜が咲き乱れる春の晴天に変わってました。


ちっ。  


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20130501

春の千葉



特別な季節。

 
新緑の葉は薄くて、その薄膜を通ってきた光は薄っすらとした黄緑で、キラキラしていて。  
眩しい光、緑の香り、鳥はさえずり、田畑では冬眠から覚めたカエルの大合唱が騒がしい。
 
 
 
春の千葉、長閑な農道、林道を選んで春の食材=筍を食したくなりました。 








 
  
 


佇む人、草花、木、すべてがゆったりした時間の中にあって走るだけで癒されるような。
そんな道を横切る鉄道いすみ線なんて1 両だし、単線だし、おまけに踏切には遮断機すらない。
チンチンチン・・・ けたたましく鳴っていた警報音が鳴り止むと、カサカサと風に葉が擦れる音と鳥の鳴き声だけになった。

  
 


千葉の林道名物、手掘りトンネルもまたいい。
穏やかでのんびりした気分にピリリとスパイスでも加えてくれるようにそこにある。
 
 
 

 
 

 
あまりにも気分がいい道でアッという間だった。
養老から大多喜に入ると急に沢山の筍の看板が目に付く。
このために来たタケノコのフルコース。 ずっと気になりながら初めて。 


アク抜きもしていない生たけのこの刺身。 
ワサビ醤油で食べればほんのりとした甘みの後にちょっと青い香り。 
エエ歳こいで初体験を与えて貰える事に感謝。


生筍の酢漬けや、柚子味噌を塗って焼いたタケノコのホイル焼きが美味かったなー。 
朝取りのジューシーな筍が蒸し焼きになって噛むとサクッとフカッの間の噛みごたえ。
仄かな甘味に、味噌の塩加減が堪らない。  
 
 


 
旬の筍の後は希少な章姫と洒落こみました。
意外と高いけど大きくて立派、甘いし、三段積みでみっしり入っていて食べきれないほど。 
イチゴでゲップはかなり久しぶり。
もう4月ですからねえ、イチゴもそろそろ食べ納めの時期なのです。


 

 
いや、マザー牧場とかじゃなくって。
終着地大原に抜ける林道を走っていたらヤギの鳴き声がメーメー聞こえてきた。 
飼い主見当たらず、子ヤギは繋がれてもいなくって自由にやってる。 
こういう時は立ってちゃいけない。 自転車倒して姿勢を低くすると、ほーら寄ってきた。

 
 
 
春の千葉、 最初から最後まで抜かりなくホッコリさせてくれました。
 
 
 
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