20120511

Cielo Sportif Racer SE ステンレスフレーム



あのChris King が大昔フレームを作っていたとは知らなかった。
1978年に創業して2年間ほど、主にレーシングチーム向けに全国的にも有名ないくつかのブランドの名でフレームを出していたそう。 そして約30年後の2008年のNAHBS、いつものChris Kingスタイルで静かにCieloブランドフレームは発表された。


それがヘッドチューブに対してえらくコラムが太い上の写真。
1,1/8inchのヘッドパーツのスカートを切り取り、1inchヘッドチューブに直接ロウ付けしたところにオーバーサイズのフォークを(無理やり)挿入している。
その時のフレームの素材がステンレスのReynolds953。 


初っぱながステンレスと来れば、否が応でもその後もステンレスやらチタンに進むことを想像してしまったがさにあらず。 最初はクロモリのみでステンレスは去年からのラインアップCielo Sportif Racer SEで、しかもその殆どは今年になってやっとこさデリバリーが開始された様だ。











これがなかなかいい。
チタン、ステンはその素地が好きだから、ヘアラインにブラスト帯に鏡面文字の仕上げは好み。


スポルティフと名乗るだけあってゆったりしたジオメトリーが良い。 私のサイズだとBB下がりが少し大き目の73mm、チェーンステーも415mmと長めで、フロントセンターもまともな長さがあるし、吊しのフレームだけど今オーダーするなら丁度こんなジオメトリーといった感じ。 17サイズもあって更にサイズに応じてフォークレイクが変えてある細かさもアメ車らしくないのが良い。


更に、お値段も$2950(フレーム+フォーク) と割とお安い(日本正規でも良心的な価格)。 
と言うのも素材はアメリカKVAMS2 と言うステンレス管で、Columbus Xcr よりも強度的に良好なスペックなのにチューブ単価はレイノルズやコロンバスよりも安くて競争力が高いからだそうで・・・。  ただ、その分供給不足で納期はそば屋の出前状態の∞だそうです。


ところで、ステンレス管はチタンよりずっと高い引張強度などと宣伝されるのに、シクロクロスはほとんど、MTBは全く見ない。  
脆いとか壊れやすさに問題? 乗り味が硬すぎて向かない? そんなことがあって個体数がまだまだ少ないステンレスには食指が伸びずにいるんだけど・・・・ なんでやろ? 


Related to  http://cielo.chrisking.com/bikes/sportif-racer-stainless/
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3 件のコメント:

  1. Yasuyuki Saitoです。今度ステンレスのフレームを作ろうと思っています。アメリカKVA製MS2ですが、結構あるみたいでオーダーしたらすぐ送ってもらえました。問題はオーバーサイズのステンレスのラグがなかなか見つからないことです。

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    1. あのー
      作ろうと思うと言うのは自作なんですか?
      だとしたら、なんかすごいですね。
      確か先々月くらい盛合さんのところでステンをラグで作るという人の話をききましたよ。
      だから、あることはあるんでしょうね。コロンバスかもしれませんけど。

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    2. できましたよ。

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