Dubai International Airport (『Dubai Duty freeが3年連続最大の空港小売店に輝いた』とある)
ハブ空港と聞いても 「ハブ的なでしょ」 と分かったような気になっていたけど想像以上でした。 なんとこの写真を撮った時間は午前2時。 この夜中にこれだけの人が蠢きこの空港内は人種の坩堝と化していて、これが24時間営業のハブ空港というものかと圧倒されました。
翻って日本に帰国した時の空港の寂しいこと。 夕方も3 時を過ぎると成田も閑散としだし、更に関西国際空港に至っては駐機場に飛行機が5機も並んでいればいいところ。 何ら将来のビジョンも提示されないまま地方に小さな空港や、くだらない箱物を作ってばらまいている間に日本はすっかり世界から取り残されたのだと実感します。
空港も凄いけれど、椰子の木を型どった人工島(パームジュメイラ)、世界一のビル(ブルジュ・カリファ)、世界一豪華なホテル(ブルジュ・アル・アラブ)、世界最大のショッピングモール(ドバイ・モール) ・・・ 日本人的にはバブルと一言で片付けそうになるが、そのスケール感は並外れていて世界中から人を呼び、金を呼び込むことに成功している。
『オイルマネーが潤沢にある国だからできた』 と思うかもしれないがさにあらず。
ドバイは石油資源に恵まれておらずGDPに占める石油の割合はわずか2%で、天然資源に頼らない発展を掲げたドバイ首長の先見性によって現在の繁栄がある。 経済特区を設け無税にし海外企業を誘致し、物流、金融、観光基地を目指し 「人類史上,最も短期間に都市化が進んだ場所」 と評する声があるほど急速な発展を遂げている。 ドバイ・ショックで見直された常識はずれの計画もあまたあるようだが、街を見るかぎり活気に満ち溢れている。
30年程前まで細々と真珠養殖と漁業をしていた国。 石油もない、工業技術もない、観光と言っても夏は50℃にもなる砂漠気候が観光に向いているとも思えない。 そのような国に海外から人、モノ、金を集めることが出来ていることは驚きに値する。
砂漠で土地代が掛からないとか、他アラブの産油国のクレジットもあるので日本と同じには語れないけれど、ものづくりに無駄に拘わり、価格競争に疲弊し、弱り切った日本にも見習う点が多数あるに違いない。
僅か一泊。 初めてのドバイは刺激的だった。
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