創業1880年。 明治政府が北海道開拓使を札幌に置いたのが1869年であるから、北海道に出来た飲食店でも最も古くから営業し続けている店の一つに違いない。 京都や鎌倉など歴史ある街なら古い店にも驚きはしないがここは古い歴史のない北海道。 長い木塀は料亭然としているし、建物の一部は創業当時からのものでその姿からしていかにも迫力がある。 しかも、石狩という冬にはブリザードが吹き荒ぶ寂しい地区にあって、よりその凄さが目立っていた。
この店は鮭づくし。
創業当時から店主は女性で、今も4代目の女将が切り盛りされている(客は私達のみだった・・)。
また、この歳になってはじめての食材に出会えた。 鮭の白子。 焼き過ぎでカチンコだったのがアレだけど白子のあちらがイクラという組み合わせもいい。(川の中でメスが産んだ卵に精子をぶっ掛けて受精するのですから)
色んな料理が出てきたけど、なんといっても〆の元祖石狩鍋。
甘めの味噌に野菜の甘味、そして山椒の香りが効いていて美味しい石狩鍋。
正直言うと、北海道に来るにあたってこの店をググって今だに存在していることにホッとした。 まだバブルの余韻残る頃は、店も相当繁盛していて値段も割と高めだったように記憶する。 それが今や、数々の料理(ルイベ、なます、焼き鮭、イクラ、白子焼き、石狩鍋、飯)ついて僅か3000円(税、サ込み) そう、アベノミクスとか言ってるが地方経済はまだ冷えきったままである。
歴史、雰囲気含め無くなってほしくない店。
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はじめまして、カツ/鰻と申します。いつもこっそりと拝見しております。
返信削除石狩鍋のオリジナルは山椒を振るのですね、初めて知りました。
毎回アップされるお写真がどれもステキで、大好きです。
不躾ですが、カメラ、レンズは何をお使いですが?
よろしかったら、教えていただけますでしょうか?
そう! 山椒が全てを上手くまとめてる様で美味しい鍋でしたよ。
返信削除言われて思いましたけど、なんかコッテリ写ってますね。こちらのカメラレンズは・・・自分のじゃないのですが、nex5にキャノンFD24mm,f2と言うものですよ。わりとお安く上がるみたいですよ。マニュアルはもう既に面倒に感じます。
あけましておめでとうございます。
返信削除早速のお答えありがとうございます。
NEX5ですか、おそるべしです。
ゴツいカメラを使っても下手っぴなヒト、いっぱいおりますから。