カニじゃない。 伊勢海老の足。 太い。
伊勢海老なんて食べるところが殆ど無いなんて過去の概念は吹き飛き飛んでいった。
それもその筈、伊勢海老の刺身を頼んで4~5切れの身しかないクラスだと100g+位、、千葉や伊豆あたりで一番でかいサイズでもせいぜい400g 位、なのにこの崎戸といったら1kgクラスは当たり前で、ヘタしたら1 匹で10匹分。
でも、その満足感とは裏腹に海老には大変申し訳ない気持ちになる。
それは、、、
黒毛和牛でも、生まれてから屠殺されるまでの期間はせいぜい2年半程度。
なのにこの海老ちゃんと言ったら、約11 年も海の中で生きてはったって言います。
自分は11年もの人生、いや海老生を絶ってまで我が血や肉にする価値のある人間なのかって。
11年というのは伊勢海老は1 年で約100g成長するそうで、重さが1100gで11歳と。
と言いつつ今度は1.2kg級、すなわち12歳の海老ちゃんがのったスーパー崎戸丼というのを食べた。
でも、これには海老の12年もの命を絶ったという後悔というか後ろめたさはなかった。
それは2 度目だったからじゃない。
蒸した身を頬張り、そして足を解体してわかった。
前日に私の目の前で命が絶たれたあの海老ちゃんのブルンっとした身とはまるでちがう。
水分は抜け、足はスカスカ。
「前もって予約してください」 の意味を悟った。 解凍しなくちゃいけないってことかって・・・
後悔とか後ろめたさが薄れたのはそれを悟った時。
元々死んでたんじゃん。
長崎県は崎戸に向かう大島大橋。
日本一でっかい伊勢海老を食わせるところと調べて来たけど、本当に伊勢海老と青い空とグリーンの海しかない。 福岡や大分の奴に話しても 「崎戸?聞いたことない」 長崎の年配の方に話してようやく「子供の頃行ったことあったかなぁ・・・」 とか、そんな場所。
だが、それがいい。
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