20120320

SRAM RED の本気



SRAM REDのネット版リーフレットが公表されている。



FeTi に興味の軸足を置いておりますと、ドンドン代替わりするカーボンフレームの喧噪だとか、最新式コンポーネントなんぞ、一瞥こそすれどもピクリとも反応しませんでした。
ましてや、Campy SHIMANO が、やれ11s、やれ電動と騒いでいるところに、SRAM ときたら再び10s とキャッチーな目新しさ無し。 ところが、FD のページに目がとまりその本気を感じてしまう。


チェーンとゲージの接する角度を最適に保つ様にチェーンラインに応じた角度でゲージが動く。 それに伴い、シフターのトリムを不要にしダイレクト感を増しているとある。
実は驚いたのは、新しいFDでは前モデルのチタンからアルミと鉄に素材変更し、Braze onタイプで重量が14g増していること。


何故そこに注目したかと言えば、チタン製ゲージのRED FDはどうも剛性感が頼りなく、REDセットの中でFD のみ剛性を求めてDURA ACE に換えて使用しているから。  今までREDと言えばマグネシウム等キワモノ素材まで駆使し軽量至上主義的なイメージが先行していたが、性能の為なら重さを増すことも辞さない姿勢が読み取れる。





FD とシフターが密な関係だとすれば、当然互換性についてのページにも飛び火


見ればFD とシフターとクランクだけは2012RED のセットにしなくちゃダメってことか。 でもチェーンとかブレーキキャリパーは前モデルとも互換性があってシマノの様にエグくはなくって良心的? 





シングルピポット&前面投影面積を劇的に減らし空気抵抗軽減、軽量化を果たしたブレーキキャリパー等他のパーツも見れば見るほど本気度が伝わってくるし、敢えて10sのままリファインに力を注ぐSRAM の姿勢に好感を持った。



が、こうも思う。 ・・・・ 今年はCampy が電動をリリースし、来年辺りシマノは11s ヘのメジャーチェンジが予定されている。 そして、両巨頭に繰り出すネタが無くなった頃にSRAM は両者の製品を十分に研究しつくしデザインにも注力した11s、電動を三段ロケットの様に発射し猛追する心積もりなのは想像に堅くない。 そうなれば、両巨頭もさらなる逃げに入る為12s 化、そのための下地造りにもなるディスクブレーキ化でリアエンド幅135mm 標準化など歓迎出来ない事態が前倒しになるかもしれない・・・



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