20160608

神々の出雲



島根に来た。
去年まで知らなかった島根らしい風景。
緑の山々、青い水辺に石州瓦の町並みが美しい。
 
 

  


  

自分は信心深いところがあまりない。 というかなかった。
実は神社に行ってもシンパシーを感じないと手すら合わせ無いで帰ることも多い。

 
 
去年はじめて出雲に降りた
出雲だからといって特に神のことを意識するでもなく動きまわった。
それでも出雲は”縁の国” というが、いろいろおもしろい事が起きた。 東京に帰ってきてからも。
また来たのは、おかしく聞こえるかもしれないけど、呼ばれたような来なきゃいけない気がしたから。


 

 
当然だけど神話にも、全く興味すらなかった。
興味が無いどころか、鼻で笑って左から右に受け流していた。
なのに今は神道の歴史、そして神話に出てくる神様、親子関係などを興味を持ってしまった。
天皇が日本を統一する前の神様が統べていたいたという時代のこと

 

石張りの古墳は島根を中心に日本海側のみで見られる四方突出型墳丘墓 
前方後円墳が広まるずっと前、紀元2~3世紀に日本海側で数十年の間にたくさん作られた後、
紀元250年あたりからパッタリと作られなくなった古墳型。 
魏志倭人伝にはその頃の倭国は戦乱で乱れているとの記述がある頃である。
大和朝廷によって滅ぼされたのか? 古事記や日本書紀にある国譲り神話と話が重なる。
 

 

  



   
 

  

日本三大そばらしい。 長野の戸隠そば、岩手のわんこそば、そして島根の出雲蕎麦
始めた食べた。 旨い。 これは間違いなく店が良かった。
蕎麦は蕎麦だけど、いい歳になってもはじめての体験をいとも簡単にくれる旅のいいところ。
  
  
 



   
 
 
  
  

  


   
 
 

 
出雲大社そのものよりもシンパシーを感じるのは本殿の裏側にある素鵞社。
裏側にまで来る人は少なくひっそりとした社が高い場所にある。 
素戔嗚尊を祀る社に手を合わせた。

 
 
  
 
 
  


  
 
国譲り神話の舞台”稲佐の浜”
もうすぐ夕日という時間、自転車を止めるとにゃんこ先生が私の方にテコテコっと寄ってきた。
弁天島をバックにこの表情。 ほんとうに役者
 
 
 

  
一日完全な快晴だった。
”出雲”というだけあってここは雲が出やすい場所なのである。 
そしてこの場所の快晴日は年間20日にも満たない。
そんな場所で海に沈む夕日を見られた。

  

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