朝も早くから本部半島を走り始めた。
沖縄でも今年は数十年ぶりに雪が降った。 早朝は寒いのだ。
でもこの太陽パワー、一気に遠赤外線効果によって暖かくなる。
古宇利島と我地島を結ぶ古宇利大橋。
沖縄のサイクリングイベントでは必ずと言っていいほどコースに設定される橋。
長さ1960mのこの橋は2005年に竣工してその一年間だけ無料で渡れる橋としては日本一の長さだったけど、その後2006年には2100mの北九州空港連絡橋に抜かれる。 そして、去年同じ沖縄県内の宮古島と伊良部大橋を結ぶ3540mの伊良部大橋が大幅に長さを更新して一位になった。 よって今では3位の長さである。 そういえば2005年この古宇利大橋が出来るまでの一位は山口県の角島大橋(1780m)であったから、長い無料橋は山口、九州、沖縄など日本の西の方に偏っている。
海底のサンゴ礁由来の白い砂に太陽光が挿し込めば海の色はこの通り。
沖縄の郷土料理でスクガラス豆腐というのがある。豆腐の上に子魚の塩漬けが載っているのだけど、そのスクの群れでしょうか。
沖縄の青い海は上から射す強い光によって創りだされるものだと実感した。 残念ながら早朝の横からの光では沖縄らしい海の色にはならない。
本部町備瀬エリアのフクギ並木
沖縄の原風景を伝えると言われるエリア。 フクギは育ちが遅く樹齢が200年を超えるものもある。 すなわち琉球王朝時代から伝わる景色。 台風が多いこの地ならではの防風林の役目、そして家の垣根として固くて密な幹に水分を多く含む肉厚の葉が火災を防ぐという機能も備わっている。
ロードでは走りにくい場所だけど、チタンとフクギ並木もいい
本部のグスクといえば今帰仁城である
海からはかなり山に入ったところにあるが、地盤が今より低かった王朝期にはこの城の横にある谷筋の川から海へはすぐ出れる場所だったとか。
返すがえす沖縄のグスクはカッコイイ
海から聳える山にこの曲線を持った城壁が見えた当時はどんな感じだったのだろう?
山を超えて本部市街地に降りてきた。
本部の市場に行くとプーンとカツオの香りがする。 この地ではカツオが年中捕れるのだ。 そして今も鰹節の生産が盛んだという。
その地の人気ソーキそば店 ”きしもと食堂”。
メニューはそばのみ。 街に入った時からカツオの香り、店に入ってカツオの香り、当然スープもカツオ香がガツンときた。 那覇あたりとは結構違う。 一瞬そのカツオ香にうどんの気になるが、口に入れればやはりいくら食っても馴染めない沖縄風中華麺。
沖縄そばは好きじゃないけどかならず食べる。
沖縄に来たことを確認するのである。
ハシゴ
めっぽうネット評価が高い”島豚家”
ソーキそばと言っても結構パサパサした肉が載っていることが多いのです。
こちらは炙りアグー豚。 こうなるとソーキじゃなくていい。 実にジューシーでおいしい。
そして、スープはこちらもカツオの香り、麺はかん水が少なそうでうどん寄り。
かと言ってうどんに炙り豚を載せた感じでもない。 おそらくこちらのほうが馴染みやすい人は多いに違いない。 あの粉っぽい沖縄そばである必要は無い。 美味しい本部。
Related to:
http://feticizm.blogspot.jp/2016/03/blog-post.html
http://feticizm.blogspot.jp/2015/07/blog-post_21.html
________________________
0 件のコメント:
コメントを投稿