山里の海版、里海がある。 自然を上手く利用しながら生き物と共生する環境は、人手を掛けることで生き物の多様性が高まり、海の恵みが豊かになった沿岸海域。 ここ尻屋崎では海岸線に流れつくコンブを拾う”拾いコンブ漁” が行われている。 沖にあるコンブを採ることをせず、流れてくるコンブだけを拾うようにすることで、コンブの森を育てる。
その結果、コンブの森を棲み家にして小さな魚たちが育っていき、コンブを食べるウニやアワビも増える。 あまちゃんで有名になった久慈市の小袖海岸が海女北限だと思っていたのだけれど、アクアラング付きならずっと北のこの尻屋崎で、左のおばちゃんが潜ってウニを獲っているとのこと。
「今日は、みんな汗だくでウニ漁してたよ。」 自販機の保守の兄ちゃんに聞いたこの言葉だけを頼りに尻屋岬の漁港に向かいました。 港の近くで作業中の番屋にて。
「ウニ食いたいなら、家からご飯持ってきてやっからそこ座れ」 間もなく目の前には朝、地引網で捕ったというワラサの刺し身、バッチャンが煮たというイカ、そして目の前で剥かれたばかりのウニ、ご飯、そして「これも飲め」ってくれた十六茶。
芸能人が漁港行って 「食ってく?」 って漁師にゴチしてもらうあのパターンはヤラセだと思っていたがここにあった。
感動 PRICELESS
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