青森三沢である。 草ぼうぼうだけどサイクリングロードも有る。 こんな田舎じゃCRじゃなくて車道で十分と思いきや三沢近辺は意外と車が多い。
春の青森では、天然うなぎは夏前からと言われまた馳せ参じたというわけである。 これは去年の夏、岩手の割烹での話し以来望み続けていたこと。(http://feticizm.blogspot.jp/2013/09/blog-post_3564.html)
三沢基地にはアメリカ軍も居る。
轟音の方を向いても姿見えず、その先を更にたどるとF16が低空飛行。
小川原湖では一部米軍基地が専有していて、アメリカンが子供連れで優雅に遊んでたりする。
一瞬日本に見えない感じ。 三沢から北の下北太平洋側は悪い意味で青森のイメージとはかけ離れたところがここかしこにある。
30分ほど掛かって出てきた。
肉は穴子のような見た目。 口に入れた瞬間明らかに香り違う。 例えが出てこないけど香りが鼻に抜ける。 小川原湖はヘドロが多くてであまり綺麗な湖ではないのだけど変な匂いではない。 甘めのタレ、皮目の焼きが甘い、肉は厚くはないが脂がかなり多い身質。 初めての感じ。なかなか良い。 おまけにかなり安い。
香りからして天然うなぎって思った。 でも若干疑いもあった。 脂は凄いのっているし、そして東京じゃ7000円は下らない天然うなぎが3300円は安すぎる。 試しに 「これ小川原産なんですか?」 と聞いてみましたら、店員さん 「そうですよ。見ますか?」
・・・・
この色は間違いない天然の証拠。 養殖の腹は真っ白なのです。
「うなぎ」は「むね黄」から来ていると言う説も有る。
天然うなぎ漁獲量日本一が小川原といっても、、東京の鰻屋で「青森産鰻」など見たことがない。 築地に出入りする料理屋に聞いても「青森産鰻」なんて見たことがないとおっしゃる。
この答えが、八戸の割烹屋との会話にあった。
その店に客として来たという東京の鰻業者の話、青森まで天然鰻の買い付け交渉に来たけれど断られたという。 その理由は、「鰻は全て売り先が決まっている」。 この割烹屋曰く八戸の市場ですら天然うなぎなど見たことがないとか。 それで、本当に小川原湖が天然鰻漁獲高日本一なのか疑問ではあるけど、なるほどと。
青森の市場に行くと面白いものに出会える。 こんなところに居るの?と思うワタリ蟹や天然とらふぐが売られてる。 割烹屋でも虎河豚焼きの他に夏なのに大きな白子!! 青森で虎河豚も驚きだったけど夏に白子まであるとは・・・海水温が低いからだろう。 そして、ボラも青森では身は食べるけど卵は食べないから捨てるのだそう。 この店じゃそれをもらってきてカラスミを作っていた。 色々地域によって食文化違いますし東京じゃ青森産の渡り蟹や虎河豚なんてみません。 これも良い地産地消でしょう。 東京が絡むとなんでも経済の理屈まみれになりますからねえ・・・。
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