今時はステンレスの包丁もベラボウによく切れるものが沢山出ているのですが、噛みこんでいくような感じはまだ炭素鋼の包丁に分があるように感じます。 これはまさに切れ味の話ですが。
でも、鋼の包丁は錆びます。 硬度を出すために炭素を多くすればするほど錆びる。
玉ねぎとかレモンとか鋼に反応しやすい食材を切って5分も目を離したら斑の酸化滲みだらけになります。 それくらいすぐに反応する。 でも、切る度にすぐ洗って拭けばこんな感じで全体的に変色する。 逆に言えばすぐに洗って拭いてもこんな感じで変色します。
いわゆる薄膜干渉というやつで酸化皮膜の厚さによって黄色から青、そして緑に変色した様に見える。
チタンフレームなんかの陽色酸化皮膜は電圧や時間等で皮膜厚さを調整するそうですが、この包丁についたナチュラルな皮膜の場合は、刃先が一番食品に触れて皮膜が厚くなり、刃先から離れるに準じて皮膜が薄くなって色の変化がおきてます。
この錆(酸化皮膜)は所謂良い錆で、悪い赤錆を防ぐのですが、そう考えるとチタンだけじゃなく鋼包丁よろしくクロモリフレームでも出来なくはないような気もしますが、そんな仕上げがないのはやはりこの程度では防錆としては役不足なのでしょうか。
Related to:
http://feticizm.blogspot.jp/2013/07/black-oxide-finish.html
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こんなHPを見つけました
返信削除http://www.shootingtips.com/newfiles/article/Gun%20Blue%20Died/Gun%20Blue%20Died.html
自然生成の酸化皮膜だけでは、防錆効果は薄い様です。
というか、銃器の歴史=防錆の歴史、というのも面白いです
面白い記事。
削除この前トマトを切っている時電話が掛かってきて、偶々包丁の上にトマトが乗ったまま10分ほど放置したらトマトの判を押したように真黒になりました。
そう言えば、包丁もタンニンで煮出したりして無理やり皮膜を付けたりする人もいるようです。要は被膜の厚み何でしょうか?