最高だった。
景色は真冬、水たまりに見えるのは夏のアスファルトのような陽炎(かげろう)。
標高700m で気温22℃、暑いほどの太陽に雪の冷輻射である。
走りながら、笑けてきた。
それはこの雪の回廊の見事さだけじゃない。
今まで雪の壁といえば、春のお約束のように志賀草津ルートばかり走っていたのだけど、たかだた数百メートルしかないあの雪の壁を有難がって毎年のように詣でていた自分に笑けてきた。 ここはと言えば、5m 以上はある雪の回廊が10km以上続き、高さ2m程度のものから入れれば30km以上はあるのではないか? まるでレベル違いである。
それほど煽られてないからか車も少なく走りやすいし、上りが長いこと以外自転車には天国だった。
アスピーテラインのちょうど秋田と岩手の県境あたりが分水嶺になっていて、見返峠という名前が付いていた。
そこにはちょっとしたレストハウスがあって、源太カレーなるカレーがオススメと書いてある。
その指示に従えば、あら不思議、この手の場所で食べるカレーにしては例外的に旨い。 よく煮込まれた旨い牛すじカレー。
標高1400m、東北で一番高いところに有る藤七温泉。
一風呂浴びるために峠から少し降りてきた。
雪の中ワイルドな露天風呂。 どこかに似てると思ったら、万座温泉。
草津を玉川温泉に見立てれば万座まで登ってくる感じも似てますし(こちらは二山越えですが)、景色も、硫黄がきつく白濁した泉質も。
ただ、アスピーテラインに復帰するためには再びキツメの2kmを登ることになって風呂あがりにまた無駄な汗をかく誰得。
盛岡方向へも続く雪の回廊。
正面に源太岩、そして岩手山を望みながらの長い長いダウンヒル。
その間中思ってました。 またここは来るしかないなって。
玉川温泉も、八幡平アスピーテラインも超絶に気に入ったのです。
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