20141231
20141228
金 大 亭
創業1880年。 明治政府が北海道開拓使を札幌に置いたのが1869年であるから、北海道に出来た飲食店でも最も古くから営業し続けている店の一つに違いない。 京都や鎌倉など歴史ある街なら古い店にも驚きはしないがここは古い歴史のない北海道。 長い木塀は料亭然としているし、建物の一部は創業当時からのものでその姿からしていかにも迫力がある。 しかも、石狩という冬にはブリザードが吹き荒ぶ寂しい地区にあって、よりその凄さが目立っていた。
この店は鮭づくし。
創業当時から店主は女性で、今も4代目の女将が切り盛りされている(客は私達のみだった・・)。
また、この歳になってはじめての食材に出会えた。 鮭の白子。 焼き過ぎでカチンコだったのがアレだけど白子のあちらがイクラという組み合わせもいい。(川の中でメスが産んだ卵に精子をぶっ掛けて受精するのですから)
色んな料理が出てきたけど、なんといっても〆の元祖石狩鍋。
甘めの味噌に野菜の甘味、そして山椒の香りが効いていて美味しい石狩鍋。
正直言うと、北海道に来るにあたってこの店をググって今だに存在していることにホッとした。 まだバブルの余韻残る頃は、店も相当繁盛していて値段も割と高めだったように記憶する。 それが今や、数々の料理(ルイベ、なます、焼き鮭、イクラ、白子焼き、石狩鍋、飯)ついて僅か3000円(税、サ込み) そう、アベノミクスとか言ってるが地方経済はまだ冷えきったままである。
歴史、雰囲気含め無くなってほしくない店。
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ラベル:
Restaurant-食べます,
Travel-旅行
20141225
Schanze にて
札幌大通を走ると真西の大倉山に見える大倉山シャンツェ。
1972年の札幌オリンピック ラージヒルジャンプ台である
登ってはじめて知ったこと。
それはスタート地点からの滑走区間の斜度より、着地地点の斜度のほうが勾配がきついこと。
よく、ジャンプ台スタート地点から滑走区間を見ると 「転げ落ちる様」 と言うけど、この地点から見ても着地地点の斜面は見えない。 それだけ着地地点の斜度の方が急だと分かる。
そりゃそうですね。 考えてみれば水平方向速度は落ちるばかりのところには鉛直方向にはほぼ自由落下に近い加速度で降下していきますから。 この斜面の角度に近い角度で降りればより安全に降りられる様に設計されているんですね。 逆に言うと、飛距離が長くなれば長くなるほど最後の水平部のフィニッシュ地点に近くなり着地地点の斜度は緩くなる。 飛べるジャンパーは垂直方向の衝撃がよりきつくなって危険度が増すというわけです。
「で?」 って言わないで
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ラベル:
Causerie-随,
Travel-旅行
20141222
富 士
最近ロシアルーブルの下落が激しくて半年で対$ベースで半額になったと騒がれている。 それをいうなら、先進国の位置で突っ走っていた筈の日本だってこの2年で80円から120円と5割も急落しとる。 円を刷り散らかし人為的に円の価値を毀損したおかげで、一人あたりのGDPは台湾にも負け、実質実効為替レートはこの40年で最低になっている。
まあ、そんな日本大安売りのお蔭でアジア系、インド系、西洋系など混載した観光バスからドヤドヤと降りてもくるし、最近めぼしい観光地に行くと外国人旅行客の姿が半端なく多い。 日本を代表する山、富士山の回りでもこのように。
アベノミクスには反対だが、御殿場で寄るのはここ。
安倍とやらの爺さんである岸信介の元別荘跡に立つ ”とらや”
こんな別荘を持つ元首相の孫がまた総理になり庶民の生活なぞ分かる筈無しと思いながら庭を眺めてすするお汁粉の旨いこと。 そう、 お汁粉には罪はない。
須走口から籠坂峠を超えて富士山の南側に回ってきた。
一番上写真、富士山南斜面の雪はすっかり溶けて山肌がでていたけれど、東から北の斜面は富士山らしく冠雪。 河口湖あたりは日差しでポカポカだけれど頂上付近を引き寄せてみれば荒々しい富士の姿も見える。
山梨名物は、馬刺し、ほうとう
ほうとう不動の本店に行ってみたら河口湖駅前と同じ店とは思えないほど美味しかった。
寒かったから美味しく感じた係数を差し引いてもである。
馬刺しの方も見ての通り。
冬は山中湖付近ではダイヤモンド富士が見られる。
標高が高いだけにその時間は早く午後3 時20分。 勇んでその時間を待ったが、そんな時に限って雲が湧いてきやがる。
でも、その後が良かった。 薄雲に影絵のように映る富士の姿。
いつもながら富士は色んな姿を見せてくれる。
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20141214
OYSTER PERPETUAL
旅に出ると、地元の人におすすめの食事処を聞く。 でも、殆ど100%に近い確率で「えっ?おすすめ?」って顔される。 そりゃそうです。 自分だって、道でいきなりおすすめの食事処聞かれても答えられない。 それは、求められる料理の種類も相手の経済的状況もわからないということもあるけど、実際のところ、胸を張ってオススメといえる店などそんなにない。
そんな私でも胸を張っておすすめできるヒトサラ
それは牡蠣好きな人はもちろん牡蠣が嫌いな人にも。 日本中のカキフライを食べた尽くしたわけでもないが、私の中ではこのカキフライか、それ以外か? という存在。 とにかくこのカキフライは凄い。凄いとしか言う他ない。
岩手県陸前高田の広田湾の牡蠣を使ったカキフライ。
こヒトサラの作り手、笹塚の江戸屋なるとんかつ屋の主人はこだわりでこの地の特に大きなものしか使わない。 このカキフライを手作りマヨネーズを別に注文してカラシと混ぜて食する。 思い出すだけで唾が出てきた。 そう私はこのカキフライの大ファンである。 先の大震災では陸前高田市は壊滅的な被害を受けて、当時 「もうこの先あのカキフライは作れないかも」 なんて言われてショックを受けものだ。 結局2011年、2012年は食べられなくて二年後の2013年に復活。 今年も出始めから寒くなるに従って立ち上がるように旨くなってきた。 近くに住んでいた頃は週に4~5回は食べていたこともある。 今も週に2 回程は食す。
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ラベル:
Restaurant-食べます
20141202
ROKKO
六甲に来たのは何時ぶりだろうか。
表なら数年前だけど、この蓬莱峡がある裏六甲なんてイヤラシイことをしに15年位前に車で来たっきりな気。
走って分かった。 六甲というところは割と走りにくい。
六甲の表裏には自動車専用道路が網目に走っていて、いや、一部は自転車も走れたりするのだけど何処が自転車もOKなのかダメなのか?分かりにくい。 そんな道だから横をすり抜ける車のペースが速い。 まあ、地図上に細く書いてある道を選べばそんなことは無いのだろうけど。
港と後背地からスクっと立ち上がる山。 函館、長崎、神戸の日本の三大夜景に共通する要素。
その中でも、函館、長崎の300m台に対して神戸の山は900mと格段に標高が高く、数十キロ先まで大阪湾に切り取られた海岸線と大阪平野まで広がる夜景を見渡すことが出来る。
神戸を見渡しながら、カレーと手作りプリン。 実にやっつけ仕事な感じのアレがアレで。
有馬温泉から裏六甲ドライブウェーと登ってきた時には一人も自転車の人見ませんでしたが、東西六甲線はかなりの自転車乗り。 私は下りだったんで涼しい顔で向こうから登ってくる人達を観察しながら降りてきましたけど10%を超えるような坂が沢山あって皆さん盛大に蛇行してはりました。
おもしろいと思ったのは東京近郊だとこういう山に来る人は大抵本格的な格好に本格的な自転車の人が殆どですけど、ここ六甲は割とクロスバイクやら、ビンディング無しのフミフミペダルの人も多い。 いろいろ違いがあるもんです。
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