20120630
20120627
RIDEA POWERING 4アームクランク楕円ギヤリング
Tune、HOPE、ROTOR とちょっと癖あるハイエンドパーツが並ぶ台湾の自転車店で見たクランク。
不等ピッチの4アームクランクにPOWERING なる楕円チェーンリング。
「台湾
不等ピッチ4アームの配置は今後発売されるDA9000にそっくりな上に楕円チェーンリングと来ればゾゾゾゾしてくる。 と言うのもシマノは2008年 Q-rings のパテントをROTORから買っているのだから。 (http://forums.roadbikereview.com/components-wrenching/shimano-buys-rotor-q-rings-patent-oem-7900-eda-125077.html)
これはこの先シマノがやりそうなことをパテント無視でやっちゃってる商品じゃ?
店主に 「こんなクランク始めて見た」 と言えば、「そりゃそうだよ。これは台湾と香港とオーストラリアでしか発売していない」 と得意げな顔で返してきた。 日本に帰ってきてから幾らググってみてもヒットせず。
店主曰く 「O,Symetric、ROTOR Q-rings も使ったが、RIDEA POWERINGが変速性能も軽さも上」 だそう。 それらを扱ってない店なら戯言と一蹴するところだけれど、すべて店で扱い、使った上での感想だと言うから信用に足る。
この仰々しい色はさておき、おそらく日本では誰も使ってないであろうこんなクランクもいいかとお値段を伺いましたら、NT$23,000(=¥62,000) と ・・・ 意気消沈したのでした
Related to: http://www.rideabikes.com/category/bike-crankset-ellipse.htm
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20120626
20120624
20120623
20120622
20120620
台湾自転車事情
台湾です
やっぱりこんな酔狂な人いました。 だって、台湾は自転車の国ですもの。
朝の通勤時間、この後組んず解れつのバイクの波に乗って消えていきました。
台湾に到着するとボーディングブリッジを通り抜けた正面は早速GIANT
さしずめ日本なら漆塗りやら、陶器が飾られているところに自転車ときた。
そして到着ゲートから出れば、台湾サイクリング推しの看板。
台湾国内至る処にサイクリングロードが整備され国上げて推してます。
政治的にもジャイアントの力は強いんだろうな
街中には、日本と全く同じ様な密度でセブンイレブン、やファミマ。
そこには誰でも使えるよう当たり前のように空気入れが完備されてまして、まさにコンビニエンス。
そして片方フレンチバルブだから泣けてくる。
デパートとかに寄るとき駐輪して目を離すとか心配です。
そんな不安を分かってくださってる。
デパートの売り場フロアまで曳いていって駐輪スペースが完備されているデパートもある。
自転車に優しい方向にばかり進んでいると思いきや、去年までは時間帯によってはメトロにもバラさずに自転車を持ち込めたのに輪行袋に入れなきゃダメよと厳しくなっておりました。 地下鉄は結構混んでますからね。 ・・・ 硬軟色々あれど日本と違って実に変化しております。
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20120617
葉山 棚田と霧原のかき氷
海沿いばかり走りがちな三浦半島もちょっと内陸入ればホッとする長閑な田舎道が残っていた。
激坂で有名な葉山国際カントリークラブのすぐ北側斜面に位置する上山口は日本の里百選にも選ばれた場所である。
さすが日本の里だけあって、棚田好きのツボもきっちり押さえてはります。
棚田百選には選外ですが東京からは一番近い棚田の内の1つ。
只、葉山だけあって市街地が山間にまで浸食していて日本の里のイメージをいつまで保つのは相当に難かしそうです?
棚田から山を下り降りたそこにある「霧原/KIRIHARA」 にてフワフワなかき氷。
夏みかんを選んだ。
背が高くて細心の注意を払って食べてもサラサラと雪崩を起こしやがる。
夏みかんの果実と繊細なシロップ、そしてヨーグルトソースはタップリと用意されていて、食べてはソースを掛けを繰り返し、最後は溶けた氷水まで飲んだった。
氷は日光の天然氷と言うし、シロップはフルーツをミキサーに掛けて丁寧に作ってはったんで。
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20120615
TELEDYNE TITAN テレダイン
最初期のチタンフレームの1つテレダイン(Teledyne)Titan がebayに出てきた。
SPEEDWELL社より遅れること2~3年、Barry Harvey なる人物が関わりTeledyne 社より 75年頃からリリースされたチタンフレーム。
SPEEDWELL社のチタンフレームは単にクロモリをチタンに置き換えただけと言った風情だけれど、このチタンフレームはちょいと違う。 今ですら工房レベルではこれと同じものは作れないだろうし、これが40年近くも前に作られていた事に驚く。
「我々は単なるチタンフレーム製造に参入した会社ではない。宇宙航空機産業でのチタン工作物製造の経験を生かしたフレームはこのマーケットの他のどのフレームよりも優れている」
過去の記述によれば特にフロント周りがかなり柔らかかったそうだけれど、細部を見ればその先進性と、とてつもない手の掛かりようで目を見張るばかりである。
例えばダウン& トップチューブの大口径化。 当時はシフトレバー台座をパイプに溶接するのもままならない時代で、バンド式のレバー台座、ワイヤー用を付ける為に、あるべき部分の口径を小さくする凝りよう。 応力集中がおきそうだが、必要に応じて各所スリーブを入れて強度を増しているという。 クロモリですらエポックな大口径パイプを使ったMASI Volumetrica が80's 。 それより遡る70'sにしかも加工性が悪いチタンでこんな事をしでかしていたと思うとエレクトしてしまいます。
また、今でもチタンフレームのクラックが多いシートクランプ部分はシートチューブにスリーブを加えて強度を増す。 そしてそこに取り付くシートステイ位置も先進的。 後三角を小さくする為にスリーブの低い位置でシートステーをガッチリ溶接している。 今ではなんの違和感もない位置だしガッチリと溶接してることなどごく普通だけれど、オールクロモリの当時はシートステー端は笹葉の蓋だとか、チネリ型だとかピン接合に近いものでガッチリとした接合ではない。
そして今ではごく当たり前のストレートドロップアウト。 これもチェーンステーを短くして後ろ三角を小さくする為だという。 ロードですら90's 始めまではホリゾンタルドロップアウトが主流。 ましてや70's にストドロとはどれほど先進的だったのかと・・・ まずその前提として、車軸の調整が効かないから精度の高いフレームである必要がある。(昔は中心が出ていないフレームなどよくあって、やろうにもストドロは無理だったのかもしれません)
更にエンドやチタンフォークのクラウンは精密ロストワックス形成ときていて、技術力がなければ為し得ないディテールそして先進性である。
残念ながらBarry がTeledyne社を離れた76年には製造を中止してしまったが、もしリファインを重ね当時のアメリカが今のように欧州のロードレースに盛んに参戦、このバイクがグランツールにエントリーされていたら ・・・・ と頭の上には吹き出しが出まくりまして床の間用にでも欲しくもなるってもんです。
Related to http://feticizm.blogspot.jp/2012/04/speedwell-titalite.html
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ラベル:
Bike Ti-チタン
20120614
おにやんま 二号店
うどん好き。 きつねうどんは当然「ケツネ」と呼ぶわけです。
関西人にとって最右翼のうどんと言えば讃岐うどん。
讃岐の国では朝からうどん、お茶の時間にうどん、昼にうどん、おやつの時間にうどん、夜もうどん 、飲み物代わりにもうどん ・・・・ とか冗談じゃなくて一日5食位位うどん食べる人もいる。
ほんまに、讃岐じゃSoul & First FOOD なのだ 。
それを可能にするのは、サラッと気軽に食べられる雰囲気、値段、朝から店が開いてること。
朝は7時から、夜は遅くまでやってる五反田の「おにやんま」 が青物横丁に二号店を開店した。
今や讃岐うどんと言えば釜玉とか、腰が強いというイメージになっているけど、少なくとも昔は釜玉なんてものは存在しなかったし、今ほど強烈に腰の強さをアピールしているイメージもなかった。
それどころか、うどんと言えば噛まずに咽で食うと言って憚らないプロ?もいて、そんな人にとっちゃ腰が強すぎるうどんは都合がよろしくない。 そういう意味では、ここのうどんは噛まずに飲むのに程よい堅さで懐かしい。 かと言って、大分名物の鶏天があったり、卵天、ゲソ天があったりてんぷらが豊富で楽しかったりもする。
オープン初日朝7時開店。
通勤前に家からすぐの地の利を生かし開店にあわせて行ってみたら誰もいなかった。
お陰で人生二度目の新店舗開店一番乗りとなった。
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Restaurant-食べます
20120612
菊池 直子
やはりチタンはこういう廃屋に佇む姿もしっくり来る。 ・・・ いやいやそういう話と違う
津久井湖の山側の道は東京近くにあって雰囲気のあるお気に入りの道。 そこからいつものようにR413に抜ける。 そこをまさに通り過ぎる瞬間、KEEP OUTのテープが物々しく張り巡らされた建物がテレビで散々報道されていた「菊池直子、相模原の潜伏先」 だと気づいた。
5年もの間ここに潜伏していたそうだけど、その間だけでも何度もここを通っているなあ ・・・ 等と考えていたら、先ほどからしきりに中を覗き込んでいたオバハン2人組が話しかけてきた。 「ここは今逃げてる高橋が絶対来る筈だから張り込んでるのよ。兄ちゃんも仲間はいる?」 高度な冗談かと思いきや表情は大まじめでオバハン2人組は懸賞金1000万円狙いと言います。 「入りたいけど、3人で割ると1人333万円に減りますよ」 と返してみましたら、ハッと気付いたような顔で 「冗談よ」 と背を向けるではないですか。
その粗野な野望は実に冗談ではなかったのです。
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20120609
De Rosa Titanio チタニオ Mentor on TIG welding
ドリアーノ・デローザ(Doriano Derosa)
チタンフレームの本場アメリカの有名工房でも20年選手のウェルダーはそう沢山はおりません。
現在デローザが作るチタンフレームは年間100本、そのすべてがこの次男ドリアーノによって作られてます。 SEVENやIndy Fabに注文してもウェルダーを指定しない限り誰が溶接するかも分からないのだから、De Rosa 程の著名なブランドで自分のフレームの作り手の顔が分かると言うのも凄いこと。 勿論作られるフレームはすべてカスタム。 (カスタムと同価格でストックジオメトリーもありますが ・・・ ) そんなところにDe Rosa のフレームビルディングに対する姿勢を見るようです。
このドリアーノがTIG溶接を学びだしたのは1993年。 まずは鉄、そしてアルミのTIG溶接から始めたが全く好きではなかったと言う。 ところがこの年始めて見たチタンフレームには突然興味を持ちTIG溶接を学ぶことになる。 (三男のクリスティアーノは工房内でチタンを試作し始めたのは1990年と語っているからウーゴが実験的にチタンフレーム溶接を始めていたのかもしれません・・・ )
ドリアーノがそのTIG溶接を誰に習ったのかといえば、リンスキー時代のライトスピード。
全く経験無く1 からの出発であったが、ラッキーなことにABGで今も手腕を振るう有能な技術者Brad DeVenie(この人物か?)と関係を持っていたことからライトスピードでTIG溶接を学び、それがチタンフレーム製造への大きな礎になったと言う。 アメリカからはイタリアになかったTIG溶接機械を持ち帰り、イタリア本国で電圧変更の改造をし、悪戦苦闘しながら溶接のテストを繰り返した。
ところで大昔のDe Rosa Titanioに関してはLitespeed からフレームを買ってDe Rosa の名を付けて出していたとの情報もあるけれど、ドリアーノ 曰くそれは事実無根で、初期の頃ブレーキブリッジだとか取るに足らない小さなパーツをライトスピードから入れたことがある程度だと語っている。
下記リンクのサイトは次男ドリアーノ、三男クリスティアーノ に直接インタビューされたもの。
おもしろいのは2009/4/24 の記事ではチタンフレームの溶接をマスターした秘密は父親ウーゴ同様トライ& エラーの賜物としか答えていないけれど、何か弾けたのか?2012/3/14 の記事ではLitespeedに指南を受けたことを語っている点。 これまでもデローザとライトスピードの関係について書かれていたサイト等はあったが、作り手本人がこのことについて語った記事は始めてではないでしょうか?
そして、今年の記事ではドリアーノが子供の頃から父親に受けた教育、フレームビルディングのフィロソフィ、偉大な選手と共に培ってきたジオメトリーを最重視する姿勢、 チタン溶接で1 パスを使う理由、デローザで修行していたNAGAWASAのことなどが語られているようだ。(語学力不足の為「ようだ」と・・・) もしイタリア語や英語に明るい人は読んで見てください。 そして誤訳があれば教えていただけると有難いです。
Related to :
http://feticizm.blogspot.jp/2012/09/de-rosa-titanio-by-doriano.html
http://www.bdc-forum.it/showthread.php?t=77355
http://www.bdc-forum.it/intervista-a-doriano-de-rosa/
http://feticizm.blogspot.jp/2012/07/de-rosa-titanio-refinished-with-z_26.html
http://feticizm.blogspot.jp/2012/05/de-rosa-titanio94.html
http://autobus.cyclingnews.com/sponsors/italia/2003/derosa/?id=pics/CristianoTijig
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http://feticizm.blogspot.jp/2012/07/de-rosa-titanio-refinished-with-z_26.html
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http://autobus.cyclingnews.com/sponsors/italia/2003/derosa/?id=pics/CristianoTijig
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20120607
風祭 鰻 友栄
また例によって、富士山には嫌われこれ以上箱根にいる意味はないとばかりに小田原へ下る。
富士は見えないわ、パンクはするわで、旨いもんでも食って気持ちを静めるしかない。
箱根麓の風祭にある鰻屋『友栄』
ここは4回目で毎回 「前より美味しい」 って思う。
体調なのか?なんなのか?これだけシンプルな料理で毎回 「前回より美味しい」 と思ってしまう店はそうそう無い。
一口目、以前に比べてえらくタレが薄くなったように感じた。
昔の鰻の写真と比べても明らかにタレの粘度が薄くなっている。
でも、「お好みに応じてタレをおかけください」 とテーブルにはタレが準備されている。
そうそう。 一口目で旨いと感じる位だと、私のようにいつも大盛りだと最後の方は口の中が飽きてくるんだよなあ・・・
もしかしたら、最後まで美味しく食べられるように改良が行われているのか。
だとしたら、鰻屋の命とも言えるタレを変え、既に評価があるのに更に磨きを掛けることを忘れていない。 これで炭火で焼いてくれたら昇天必至である。
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20120605
20120602
ヤビツ から ZUND BAR
裏ヤビツ、そしてフィトンチッドを存分に浴びられそうな林道を繋ぎながら七沢でラーメン食らう。
ヤビツを越えた午前11時。 この時期にしては珍しく富士はうっすらと姿を現していてぎりぎりセーフでした。
裏から登ったのはこの水を思いっきり美味しく飲みたかったってことがあった。
とにかくここの水は旨くてバカな気をおこさせるのだ。
長い長い裏ヤビツ、あまり水持たず早々に水尽き、カラッカラで手足が痺れてきた頃この場所で浴びるようにこの水を飲むとか・・・
そこかしこの名水百選とやらの水を飲めども、この護摩の水ほどの甘みと柔らかさを感じる水に出会ったことがない。 飲む度にそう思うのだから、きっとそうなんだろう
ヤビツを越え、蓑毛から七沢までとにかく山の中を選んで走っていった。
この日向の尾根への登りはたいがいな斜度表示が続く道で、おまけにてっぺんに近づくほど昼の日差しが真上から照りつけ一杯のラーメン目当てにしてはハードな行脚になってしまった。
えらい混んでたなぁ、到着したのは2 時を回った頃だったんだけど。
端麗 塩チャーシュー麺、そしてチャーシュー飯をワシワシと掻き込んだ。
でも後味は化調風味感じる気もする。 ここってほんとに化調入ってないのかなぁ?
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