20140706

室 戸 岬

  
 
 


尖った先の方というのは何故だか人を引き寄せる。 それは岬だとか峠だとか。
その尖った先に向かうアプローチも重要だと思うのだけどわりと気が遣われていることが少ない。 


でも、ここはいい。 
室戸スカイラインという見晴らしが効かない山道からファッと目の前に海が開け室戸岬に降りていく。 
産まれてはじめての高知県である。 これが青空だったら。 


 
  
 
   
  
  
   
  
 
2m/1000年のペースで隆起してできた室戸岬。 泥と砂のタービダイト層がこれだけ近くで見れる場所は世界でも珍しいとかなんとか。 私的には花畑と漁港のありそうでない素敵なミスマッチの方が琴線に触れたのだけど。
 
  
 
   
  
 

   
 


この四国の地を走って思うのは本当にお遍路さんが多い。 
先が尖った岬というところは、必然的にお遍路さん密度も高くなるわけだし。


それだけにお遍路さん相手の商売も十分成り立つようで、道沿いのちょっとした買い食い、食堂、民宿、コンビニ等には困ることはなかった。 そして、店に入れば心地よく響いてくる高知弁。 龍馬伝で少しはポピュラーになったけど関西出身ですらあまり聞く機会がない生の高知弁。 『こじゃんと食⤴べろう⤵  旨いじゃきに』 なんて、テレビの中でしか聞いたことがなかったのが普通に出てきた。    
 

 
  
 
 

  
    

 
昼食はキンメ丼にした。
やけに立派な木造の食堂の二階に通された。 箸袋には料亭とある。 
刺し身と甘いタレの照り焼きが乗っていて、ご飯にも同じ甘いタレがかかっている。 実に旨い。
最後は出汁をかけて鯛茶のようにさらさらと戴く。

 
 
普通の食堂とは明らかに違うので聞いてみれば、室戸がマグロやカツオ漁で賑わっていた30年以上前には、腹巻きに札束を入れた漁師が街で飲み歩き、ここは一種の花街のような様相だったそう。  この店は夜になると今だに女性を呼んで飲食ができる数少ない料亭であった。 
そんな室戸の街も今は閑散として1600円のキンメ丼で町興しをしている。  



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