”
鯖に塩をまぶして夜通し京都まで運ぶとちょうど良い味になることから、運ぶ人達はそう唄いながら寝ずに歩き通したと言われる。
若狭から京都まで網の目のようにあった鯖街道の中でも、京都の名峠花脊峠、佐々里峠、そして茅葺きの里美山、山の中を繋ぐルートを選んだ。
京都の市街を抜けると、すぐに雰囲気の良い山道が始まった。
メジャーな峠らしく多くのサイクリストがヒルクライムを楽しんでいる。 もう記憶も定かではないけれど子供の頃よく行った蔵馬寺、そして雪が未だに残る京都の名峠、花脊峠までわずか25km程だった。
この距離は東京の感覚だと山の遥か手前でしかない距離。 というのも市街地から奥多摩の麓まで50kmもあるのだから。 関西の市街地と山の距離感は最適だと思う。
更に、北に歩を進めれば進めるほど見る見る雪深く、佐々里峠はすごい雪の中。
ここを越えれば、下り基調で茅葺きの里”美山” である。
茅葺きの里 ”美山”
予想以上の立派な茅葺き集落だった。
出発地の京都で買った鯖寿司を頬張った。 ハンガーノック気味の体に酢が沁みわたる。 鯖の脂がとけていった。 赤出汁ほしい・・・
タンパク質、炭水化物、脂質に酢と塩 ・・・・ サイクリング中に鯖寿司っていいね。
小浜に着いた。
埋め込まれた” 鯖街道起点” のプレートのすぐ前にある店 ”大谷食堂”
炭火をパタパタと扇ぐ音を聞きながら待つ内に、鼻腔内に焼き魚の香りが侵入してきてウットリしてましたら、「おまちどうさま」って ・・・・ しまった言い忘れた。 「腹身希望」
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