20130903

男 鹿 半 島


  
秋田県、日本海に突起のようにつきだしているのが男鹿半島である。
その男鹿半島を見渡す寒風山から始めた。

  
   
 

 
  


その頂上からは嘗て火口であったであろう場所に緑のアンジュレーション。 そこにこれから下り降りる道、そしてこの半島が嘗ては火山島で川の堆積物によって本州と繋がったことを表す円弧上の湾、更に東に目を移すと、干拓地となった八郎潟。
 

この半島の成り立ちを想起させるものがすべて見渡せる。
 
 
 

  
  

 
 

 
寒風山から海を遥か向こうに感じながら見通しのいい道を下っていく。 さらに半島の北西端、入道崎に向かうと海はみるみる近づいてきた。 そこにある海食崖は一面が草に覆われていて思わずその中を走りだす。 柔らかな草の感触を楽しむ海沿いはシクロクロスにもって来いだった。  
 
 
舗装路ばかり走っていると特に登り、そして色んな場面でロードに比べ重くて辟易するから、たまにはこういう場所に入り込んでは 「やっぱりシクロクロスもいい」 と無理矢理にでも確認してガス抜きをするというわけです。  
 
 
 





シクロで草地を走るその岬には灯台がある。 
そこに登って一望すると下には店が並び、沢山の車が駐車されていてここが随分賑わっている場所だと分かる。 実際この岬はまるで食堂街の様になっていた。
   
 
 


その中の店で男鹿半島の名物は?と聞けば、焼石を魚介が入った桶に放り込む石鍋だという。
焼石を放り込んだ瞬間、ジューという音とともに出汁は沸騰し味噌の焼ける香ばしい香りが立ち上る。
あら、嫌だ。 なんだか嬉しい。
  
  
これは、調理のための調理法というよりまさにエンターテインメントの為の調理法だった。 
しかし、遊びじゃない。  石は割れてもいけない、すぐに冷めてもいけない。その辺のヤワな石じゃダメで、汁を飲んだ桶の底はしっかり焦げていた。 
旨いとか不味いじゃない。 これはまさに観光地の食べ物で、王道の選択であった。  




 
 

  
  

  
  

 
入道崎から男鹿半島の南西海岸沿いをめぐり戻った。
海面のすぐ側から標高200m まで荒々しい海岸線の断崖をひたすらアップダウンする道が続く。
 
 
美しい道はいつも辛くもある。  ここまで東北を数百km走ってきて随分ヘタれるのである。
雨でも降ればいつでも休息日にする気でいたが、予想に反して連日フル操業の旅ということはある。
青い空と海を見て1オクターブ上ずった運動をしてしまっているのかもしれない。 でもデータを見ると大した標高を登っているわけでもなかった。 さらばと考えてみればシクロクロスで、しかも重いリュックを背負って走るなど連日どころか一日もやったこと無かった。 普段しないことを予行もせずに旅でいきなりやる。 そういうことをしちゃいかん。
 
   
    




 
その夜、疲れた体にタンパク質とばかりに比内地鶏をたらふく戴くことにしました。
比内地鶏は平飼いでブロイラーの3倍の時間、5倍の飼料で育て、時間も金も掛かってるらしい。
美味しんぼ56話に出てた比内地鶏もも塩炭火焼き、そして親子丼、冷麺 
地鶏らしく身はシッカリ、そして噛めば噛むほど味が染み出してきて実に旨い。



ところで、頬張ばっておきながら恥ずかしいんですが比内地鶏って秋田やったんですね。
というか、比内地鶏どころか今まで岩手県と秋田県どちらが太平洋側でどちらが日本海側かすら即答危うい小学生脳で、この旅でやっと刻み込みました。  
もっとも、今でも島根とか佐賀とか高知とか言われても一寸口籠ってしまいますけど
  
  
 
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