20130914

鳥 海 山


 
東北の旅の最後。  国内旅行では今までで最長の旅だった。
今年の東北は雨が多くてこの期間も何処かしらで降っていた。 その割には体が濡れるほどの雨にはあたりもせず自分の非雨男ぶりににんまりしたが、最後に来たか・・・

 
東北最後のツーリングを鳥海山にしたのだけど山形と秋田の県境に横たわるまさにドンピシャの鳥海山に激しい雨を表す赤のマーク。 ついに運が潰えたかと、最後くらいズブ濡れもよかろうと吹浦駅を出発した。
   
 
    
  
  
   
   
   
   
  

距離 20km、標高差 1100mの登り。
この鳥海ブルーラインはその名の通り、青い空、青い日本海を望みながら登るコースの筈だけど周りは灰色の世界。 下界はなにも見えない。
 
 
只、景色が良かったとしても止まって景色を眺めることすら難しい。 アブやブヨが大量発生し走っていても危ういくらいまとわりついてくる。  何度も何度も手ぬぐいを振り回し払いのけながら走った。  ようやく普通に写真が撮れたのは標高1000m辺り体感的にもかなり涼しくなってからだった。
   
  
  
  
  
早朝に秋田を出て、しかも輪行で降りた吹浦にはコンビニもなかった。 空腹のまま出発し頂上についた頃にはハンガーノック状態。  そこにラーメンがある。  実に旨く感じる。  実に問題なし。

 
ただ、この日鳥海近辺を90km走って食事処はこのブルーライン頂上とグリーンラインの道の駅以外に無かった ・・・・ 実に大問題である。 

  
 
   
    
   
  
  
  

 
鳥海山を下り降りてきた。 
 
アブとブユの攻撃、空腹、真っ白な景色の事ですっかり忘れていた。

間違いなく降られていない、濡れていない。 何故だか分からない。
 
   
  


  
  
  
  
  
  
  
  

鳥海ブルーラインを象潟まで降りると、鳥海グリーンラインという道がある。
その名の通り緑の田園地帯を走る道。 海から内陸に向かって走ると、きつい登りとその先にはプレート状の台地があり段々状に高度を上げていく。 
 
 
目線も下がりがちな上り坂、顔を上げるとその先の地平から巨大な風車の頭が表れた。 
そこには海の方に向く何機もの風車。 ブンブンと唸りを上げて回っていた。  
  
  
 
  
  

  
 
矢島カップ、鳥海山ヒルクライムコースも登ろうかと思っていたけど鳥海ジャージーソフトを頬張ったらもういいじゃんって気になった。  踵を返し秋田の方向に走りだす。
振り返るとまっすぐ鳥海に伸びる道。  バイバイ 鳥海山



目には緑の色、 耳には風をきる音、鳥の声、虫の声、水の音、 鼻には夏の緑の匂いは残ったまま夢の様な東北 800kmの旅を終えた。 
 
 
 
  
  
 
   
   
   
  

東北最後の夜は秋田。 なかなか予約が取れない(らしい)酒盃という店
美味な摘み沢山。  旅の最後はビールなし、始終東北の日本酒数種類だけで過ごした。  
こんなことは初めてのこと。  
  
  
  


秋田空港から2時間後には家にいる。
旅の余韻から現実にワープするような感覚。 
 
 
ストレスフリー過ぎてこの気軽さがいけない。 
次は何処に行こうと、もう既に地図を見ては夢想しているのだから。
 
 
 
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2 件のコメント:

  1. 東北紀行、楽しみに拝読いたしました。
    800KM。されど自転車で行けば雨風に影響されて道中大変だったんじゃないですか? クルマやバイクですとたかがの距離ですが、累積の獲得標高も結構なたかさになるんじゃないんでしょうか? 何泊かされていますが、まさにグレートジャーニーですね。 素敵ですねニッポン 来年行ってみたくなりました。
    新しい相棒とかもですが。

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  2. こんにちは。
    旅に数字なんて持ち出すべきじゃないのに800kmなんて書くべきじゃなかったですね。気持ちとしてはいつも数字無しなんですが、走り終えた時の積算計がジャスト800.2kmだったもので書いちゃったんです。 
    本当に今回の旅は良かったです。目も鼻も耳も暫くは東北をずっと覚えててちょっとポーッとすることが有りました。
    今回は時期的に下北の本マグロは逃しましたし、アスピーテラインも・・・
    次は行きたいです。大間は行きにくいので函館から舟で乗り込むとかね。いろいろ夢広がります。

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