20130822

白 神 山 地

  
 
「この先42kmは砂利道です」 
世界遺産白神山地を横断するように通っている白神ライン。 東北最長のダート林道である。
シクロクロスを選んだのは 行程の10にも満たないダートを走るためだった。

 
最高地点だの、最長だのと修行的なスペックが現れると血が騒ぐサイクリストは多いもので私も若干その毛はあるのだけれど、少し、いや、私にとっては大きな問題があった。  情報をさぐってみれば 「景色が広ける所が殆ど無い」 「何時間も同じような景色がずっと続く」 「補給場所はない」 ・・・  と、基本エピキュリアンの私にはほとんど走る意味が無い様なスペックが並んでいる。  出来うる限りの素敵な想像を尽くしても夕刻日本海に向かって3つ目の峠を下り降りれば眼前に広がる日本海と真っ赤な夕日・・・ あら素敵。
いや、たしかに素敵だがその唯一頼りにしている感動がお天道様の手に委ねられているというのもやるせない。 一番やるせないのは出発の時点で夕日など望めそうにない予報が出ている時であろう。 やるせない気持ちのまま走り続ける寂しいダート林道42km ・・・ 考えただけで涙がでる。 
こんな時は2つのパターンを考えておくべきだろう
  
  
 
  
   
   
    
 
 
  
    
   
   
 
ダートに入って登り10km弱、林道から大きな広場のような場所に投げ出されたそこが津軽峠だった。
話の通り同じような森の景色のなかを走り続け、山々が見渡せたのは最後の一箇所だけだった。 
青森の山の中、更には「遭難者三名」 などという看板まであって気分的にはとんでもない山の中に来た気になる。 いや、山奥であって欲しいのかも知れない。

 
そんな気持ちをかき消してくれるかのように、広場にはバスが転回出来るだけのスペースがあって、12便の為のバス停が突っ立っている。 更に囂しい声が森の中からしてきたと思いきや軽装の山おばさん達がドヤドヤと散策路から出てきた・・・ その途端この峠がとても味気ない峠に思えた。 
 
   

  
  
やはり、Bコースとす。  
このまま、日本海まで突っ切るAコースに対して、Bコースは日本海までは行かず白神山地でトレッキングをして引き返すコースである。  こいつが泥除けまで兼ねてくれてなかなかいい。
  
  

  

   
   
   
   
  
  
  
    
   
   
   
   
   
   

 
1993年、日本で初めてのユネスコ世界自然遺産に登録された。
「人の影響をほとんど受けていない原生的なブナ天然林が世界最大級の規模で分布」が理由だそう。
ブナは腐りやすく、木材として利用されることが無かったことが幸いしたようだ。  つるりとした樹表面には苔、カビなどの地衣類類付着し、雨が降るとその幹にそって有機分を含んだ水が流れ落ち地面に染み渡る。 そして腐りやすい事がすなわち豊かな腐葉土をうみ、それが川となって海に流れ豊かな海になる。

 
そういえば三陸や北海道など昆布とそれを食べるウニ、アワビなどが多く取れる海の側にはブナ、カバ、ナラなど腐りやすい木が繁茂する森がある傾向がありまりました。 海を育てるには山から育てなければならない。 
 
  

  
  
  


と、ここでウニやアワビが出てきて欲しいところだけれどフレンチ。
白神山地の麓、弘前は意外なほどフレンチの店が多い。 明治より外国人教師が多数来日していたことが理由だそうで洋館も多い。 弘前では青森りんごの他に 「フレンチの町」として観光PRしています。 
 
 
弘前城の近く、映画 ”奇跡のリンゴ” のモデルになった自然農法の木村秋則さんのりんごを使ったコースを頂きました。  レストラン山崎にて



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