20121024

大弛峠から長野八ヶ岳



青看板には ”長野県 ・ 大弛峠” とある。
この舗装路で行ける日本で二番目に標高が高い峠は塩山から登ると距離34km、標高差約2000mもあって結構たいへん。  なのに登り切った時にはいつも爽快感どころか納得いかないような、心地悪いようなそんな気持ちに襲われる。
 
 
 
峠を挟んで向こう側は全面ダートでロードレーサーの場合押し下りでもしない限り、登った峠を引き返すことになるし、更には峠を超えて向こう側は長野県、川上村、野辺山といった素敵な場所が控えているのに指を咥えて引き返す羽目になることがより納得いかない感を助長してくれていた。 
そもそも、峠は”PASS ” と言うくらいでパスもしないで引き返すなど行動としておかしい。

 


  
 

 
 

    
   

 



そんなことで、長野県側のダート路を降りるためにシクロクロスで来たけどこれが辛かった。  フレームは重いしタイヤ、チューブの重さもロードのざっと2倍の500gもあるから30km以上もある登りにはジワジワきて、まるでトリモチでもついたかのようにスピード上がらない。 途中でブレーキを引きずりながら走っているんじゃ?と何度か確かめたほどだった。 

 
 
まあ、そんな時には自転車を降りては山々を見渡し爽やかな空気を吸うのがいい。 
高度が上がればそれに従い色づき始めた木々が目まで楽しませてくれた。
そして、這々の体で辿り着いた峠の茶屋では具がタップリのカレーを食うのである。




 
 


 


そしていよいよの長野側ダート路のガレ様はなかなかのものだった。
横の崖からは常にガラガラと小石が落ちてきて、ちょっと天候不順になるとすぐに通行止めになるのも頷ける。 石の粒度は10~30cm程の鋭利な岩までゴロゴロしているからずっと路面を見ていなくちゃいけなくて景色を楽しむことなど出来ない。 おまけに、斜度も急なところが多いからブレーキを掛けてずっとハンドルにしがみついていた。  


そんなわけでリジッドに32c程度のタイヤではダウンヒルを楽しむどころではない。 おまけに山梨側の登りもロードに比べるとずっと苦しいわで、このプランはなかなかホロ苦いものになってしまった。 
 
 
 

  



 

 
ダート路を下り降りた野辺山は穏やかで、正面に見える八ヶ岳が綺麗で癒された。
大弛峠を超えて膝が痛くなってしまっていたこともその癒やしに拍車をかけた。 じつは違うプランで動いていたのだけれど、それはそれ、これはこれ。  もうすっかり気が変わりペダリングのモチベーションを支えているのは八ヶ岳高原ラインにある仙人小屋のキノコ定食に変わっていた。 去年は店に到着した時点でキノコが売り切れ。 一年越しのリベンジになった。
やはり天然のきのこの香り、そして滋味は格別である。  

  
 
ただ、長野の天然キノコのセシウム線量が100ベクレルを超え市場への出荷が控えられているという最悪のニュースを長野に入ってから聞いてしまった。  「長野にまで原発の影響が!」 と驚き、放射能の影響でもしここでキノコが食えなかったら・・・ と東電への怒りがメラメラ湧いた。  結果的にはこうしてめでたくキノコにありつけたんだけど、これが基準値以上か以下かはもはやどうでもよかった。 2000m級の山を超えプランまで変更して八ヶ岳くんだりまで来たのはこのキノコを食うためだったんだから。


 
_______________________

2 件のコメント:

  1. あのダートを下られましたか!
    私は長野側からロードでのぼったところ
    同じくタイヤがボロボロになりました。

    キノコ定食うまそうですね。
    次回訪問時にはトライしてみます。

    返信削除
    返信
    1. えっ? 弩エムですねぇ。
      登りはスピードが出ない分やばい石は避けやすいかもしれませんが、
      ロードのタイヤハイトだとリムにも傷が逝きそうですし。
      長野からだとクリスタルラインという長閑な道がいいんですよ。
      私は是非遠慮したいとおもいますw

      削除